ガン

1.白血病 2.乳ガン 3.前立腺ガン  4.子宮頸ガン

このコーナーは著書「MMS 真昭社」に記載されているものを抜粋して掲載してあります。リンクしてもつながらないものや治療法などについては、本を参照して下さい。

第18章  ガ ン

まず、別冊宝島2000号の『「がん治療」のウソ』という特集記事の一部を紹介します。
そもそも何故がんは発症するのか?人間の体には約60兆個の細胞があり、生まれてから死ぬまでの間に何度も分裂を繰り返している。しかし途中で遺伝子が発ガン性物質に曝されたり、ストレスで傷つけられたりすると遺伝子のコピーミスが起こり、異常な細胞が生まれてしまう。この異常な遺伝子が「前ガン状態」。若いうちは免疫システムが活発に働き、異常な細胞=前ガン状態を生まれた端から排除していく。しかし、歳をとって免疫力が低下すると、免疫の監視の目をくぐり抜けた「前ガン細胞」が増える。そのなかでも特に無限に増え続ける能力をもった細胞が、がん塊へと増殖していくのだ。つまり、がんは一種の「老化現象」なのである。皮肉なことだが、長寿高齢社会が実現した結果として「がんの高齢者」が増え、「がん死」が増加したのだといえる。
以上が記事の抜粋である。
西洋医学ではガンを、細胞の「老化現象」と捉え始めているようです。そこまでは良いのですが、遺伝子のコピーミスであるとか、免疫の監視の目をくぐり抜けたという説明を素直に肯定することができません。何故、このように難解にしてしまうのでしょうか。ガンを、電子顕微鏡でしか覗けない遺伝子レベルで考えなくとも、見方を変えれば自ずと見えてくるものです。

●MMS解釈
からだは代謝というシステムによって成り立っています。新しい細胞が生まれ、古い細胞が捨てられていきます。このシステムが正常に機能していれば、理論的には老化せず、若い細胞のままに維持できるはずなのです。しかし、それは甚だ難しいことです。
正常な代謝が行われるための必要条件は、細胞に潤沢な血液が流れていること、そして、代謝をするための時間を与えることです。それが滞ったときに代謝のシステムが狂ってきます。

代謝システムの最初の狂いは、代謝頻度の減少です。例えば、毎日生まれ変わっていた細胞が、代謝に必要な血流が不足して1週間おきになったとすれば、その期間細胞は古くなり老化したことになります。そして1週間たったとき、その時点の細胞をそっくりコピーして生まれ変わってきます。1週間経って生まれ変わった細胞が、また1週間経って生まれ変わったとき、最初の1週間目の細胞よりかなり老化した細胞になってしまいます。これを繰り返すことで老化が進んでいくのです。

では、「代謝頻度が高ければ良いのか」というとそうではありません。正常で健全な細胞の代謝頻度が高いことが重要なのです。ガン化した細胞の代謝頻度が高かったなら、ガンは進行し増大してしまいます。

代謝は、代謝が行われるその時点の細胞をコピーしていきます。けして、新しい正常な細胞が生まれ変わるわけではありません。
老化するかしないかのは血流なのですが、老化させないためには、まず老化して固まった筋肉細胞を解して、血流を良くしていくことです。すると、老化した細胞は白血球によって修復されていきます。修復された細胞が代謝すれが新しい細胞になっていきます。これは、全ての病気を治すためのキーワードでもあります。
それでは、どのような過程でガンがつくられていくのでしょうか。 ガンも他の病気と共通で、筋肉のコリがつくっていきます。
筋肉のコリをつくる原因はさまざまです。冒頭の宝島の記事にあったように、発がん物質やストレスもその要因の一つですが、他にも多くの要因があります。それこそ具体的にあげたらキリが無くなります。

筋肉にコリをつくるもの。それは、筋肉に刺激やショックそして緊張を与えるもの全てです。
筋肉を無作為に使う。筋肉に疲労を起こさせる。刺激したりして筋繊維を収縮させる。それらの全てが筋繊維を収縮させ、その収縮が解けずに固まってしまう。これがコリです。

●発がん物質がコリをつくる
発がん物質がコリをつくっていく。こう考えます。発がん物質よって筋肉に刺激を与えられたとき、筋肉は緊張し固めて対応していきます。その状態が連続的あるいは長期間続くと、緊張し固めた筋肉は元に戻らなくなり、病気の元となるコリをつくります。

●ストレスもコリをつくる
ストレスもさまざまです。例えば人が、嫌な思いや、悩みごと、恐れ、嫉妬、負荷などを受けたとき、身を固めて緊張します。緊張とは、筋繊維を収縮させることですが、それが、連続的あるいは長期間続くと、筋繊維は弛緩しなくなり固まってしまいます。つまりコリがつくられるのです。
コリがつくられた筋肉は、収縮して固まり硬くなっていきます。それが、筋肉の中に含んでいる毛細血管を潰し、血液循環を悪くすると、血液はうっ血し、時間が経てば凝固し、さらに時間が経過すれば血液塊(血栓)となっていきます。

うっ血して汚れた血液細胞は老化し、それを含んでいる筋肉細胞は代謝が衰えてこれも老化していきます。
また、筋肉細胞に血液が届かなくなり栄養不足となった細胞は飢餓細胞になります。するとその細胞は、それまでと違った細胞に変貌します。それが、ガン細胞になっても不思議はありません。

それらが繰り返されたとき、筋肉細胞は他の細胞とは異なった異常な細胞へと変貌していきます。細胞のガン化の始まりです。
わたしは、ガン細胞というのは、腐りかけた細胞とも考えています。ただ、空気に触れていないので腐っていないだけの話です。細胞診をしたり、切開して空気に触れさせたりした途端に大きくなるのはこの理由からではないかと推測します。

ガン化された細胞も代謝されていきますが、それだけではありません。正常な代謝は、新しいものがつくられた分古いものが剥がれて老廃物となり、静脈を通して捨てられています。しかし、血流が無くなった古い細胞は捨てられません。ガン化され硬くなった細胞には血液が流れていません。そのため古い細胞は、剥がれずそのまま残ってしまいます。そして細胞は拡大していきます。ガン細胞が大きくなっていくメカニズムです。そしてこれは非常にゆっくりとした速度で進んでいきますが、何か人為的なものが加えられたとき、異常な分裂を繰り返し、速度を増して増大していきます。
しかし、そのがん細胞にも血液循環を良くして和らげていくと細胞は修復され退縮していきます。

以上がわたしのガンの発症に於ける見解です。
冒頭の記事の中で、1ストレスが遺伝子を傷つける。2遺伝子のコピーミスが起きる。3毎日ガン細胞ができていて、それを免疫機能が作用せずに見逃しガンをつくりあげる。
という説に疑問が生じます。その理由を説明していきます。

1 のストレスがどのようにして遺伝子を傷つけるというのでしょうか?その説明がありません。発がん物質なら直接遺伝子を傷つけたとしても不思議はありませんが、恐れや嫌なことなどのストレスがどのようにして遺伝子を傷つけていくのでしょうか?そのメカニズムの説明もありません。
2 のコピーミス。どのような理由があってコピーミスをしてしまうのでしょうか?コピーミスが本当に起こるならそのメカニズムの説明が必要です。
3 も免疫学から言ったら矛盾しています。元々免疫とは、非自己と認識したものを排除するシステムです。ガンという異常な細胞も外から侵入したものではなく自己のものです。それに反応するというのでしょうか?

ガンは免疫力では退治できません。自分のからだの一部を攻撃するということは有り得ないからです。もし、免疫の前提を覆して免疫がガン
細胞を退治できるとしても、ガン化して硬くなった細胞には血液は流れていません。免疫は血液の循環があって成り立つのです。ゆえに、無理
な話です。

よくガン細胞には大量の血液が流れていくという人がいます、それは、ガンが拡大していくときに使う血液で、正常細胞との境に流れているものです。硬くなった部分には血液は流れてはいません。
ガンも筋肉のコリを解していけば治っていく病気と思っています。

1 白血病

白血病は、血液中の白血球の割合が、通常1/500から1/1000であるのに対して、その何十倍の数に増えてしまうものです。白血球が異常に増えても、それだけでは問題になりませんが、白血球が異常細胞となって、造血細胞を阻害し、正常な血液細胞が減り、免疫の不全に関わってくるというのが西洋医学の解釈です。
白血病を西洋医学では
1 急性骨髄性白血病、2 急性リンパ性白血病、3 慢性骨髄性白血病
4 慢性リンパ性白血病の4種類に分けています。
ここでの、白血病に於ける急性と慢性の意味は、急性から慢性に移行していくような捉え方はせず、急性白血病は、白血球になりたての幼若な形態のまま増殖していく白血病をいい、慢性白血病は、成熟した白血球が増殖していくものであるとしています。

●症状
発熱、貧血、倦怠感、動悸、めまいが起きる。また、出血しやすくなる。また、皮膚や臓器に異常をもたらす。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
原因は不明。発熱は、感染症によるもの。貧血は、赤血球が減少することで起き、貧血に伴って倦怠感、動悸、めまいも起きるとしています。

●MMS解釈
「突然、白血球が増殖する」と、西洋医学は、結果からスタートします。 原因があるから結果が生じます。白血球の増殖、異常造血細胞の発生、それには必ず原因が存在します。それを飛び超えて結果を見ていては、病気を解明することはできないでしょう。
白血病を
1 何故、白血球が増殖するのか。
2 異常造血細胞の出現はなぜか。
まず、この2点に観点を置いて整理してみましょう。

●何故、異常に白血球が増殖するのでしょうか。
白血球内には、顆粒球、リンパ球、単球があり、顆粒球は、好中球、好酸球、好塩基球に分類されます。主に免疫に関わっていますが、白血球は免疫だけではなく、細胞が疲れたり、壊れてきたりしたときに修復するという働きをするのが白血球の主の役割です。

これまでに、数名の白血病罹患者をみてきました。その特徴は、いずれも疲れきり、あまりの疲労でからだが麻痺し、疲れていることさえも感じなくなっていました。
無理な運動や過剰な労働や活動の付けが、からだ全体を固めていたのです。筋肉は引き締まったように固まり、臓器も、特に腸は硬く固まっていました。

例1 60代の男性の場合。
男性の自宅は埼玉にあり、単身で仙台にある会社に赴任していました。300km足らずということで、週末の金曜日の夜に車で自宅に帰り、日曜日の夕方また会社に戻るという生活をしていました。
会社での仕事は、やや激務に近かったようです。その生活が7,8年続きました。定年退職して直ぐに体調を崩し、病院に行き検査した結果、急性骨髄性白血病と診断されました。その後わたしの処に来られました。
男性のからだは、全身が硬く固まり、腸は押し潰されたように固まっていました。特に、首筋は硬く固まり、頭痛、めまい、倦怠感をつくっていました。

例2 40代男性 元ラクビー選手
この方との出会いは、選手時代彼の監督だった人の紹介でした。慢性骨髄性白血病と診断されて、治療も行われていましたが、経過思わしくなく、骨髄移植も考えていて、少しでも良くなれば、ということで来られました。例1の男性と同様に、からだが硬く固まり、各所に痛みを持っていました。
首や肩は異常に固まり、腹部につくられた4段筋の下の腸は小さく癒着したように固まっていました。都合3回の施術を行い、肩、首、腹部を軟らかくなるまで解し、引き締まった手脚も指で軽く押しても凹む程度に解しました。暫く経ったある日。
「先生、白血病が治りました」という連絡を受けました。

例3 40代女性 会社員
彼女は、とにかく頑張り屋さんでした。自宅から勤め先までの通勤時間2時間30分、8:30には出社していました。帰宅は深夜1、2時も稀ではなかったようです。週末も時には出勤していました。たまの休みには、走ったり、テニスをしたりして、彼女は疲れきっていましたが、自覚はありませんでした。
ある日突然倒れ、病院に緊急入院し、検査の結果、急性骨髄性白血病と診断されました。
以上の3人に共通しているのは、真面目で頑張り屋さんだったことです。自分のからだを酷使しても、何かをやり遂げようとする人達です。からだ全体の筋肉は、鍛えたように硬く固まり、腎機能が衰えやや黒ずんでいました。からだが異常であることを、本人達は自覚していませんでした。疲れきった筋肉細胞を、強い意思で動かしていました。そして極限に至って倒れてしまったのです。

数例でしかありません。しかし、共通しているのは筋肉細胞が疲れ切っているということです。それを、修復しようと白血球が対応しようとしますが、通常の白血球数では足らず、からだは、白血球を増やして補おうとします。これが、白血球の異常な増加の原因であると、わたしは考えています。
このような例もあります。ある人が、血液検査をして「まだ白血病までに至ってはいませんが、白血球が異常に多いですよ」という診断を得て、わたしの所へ来られました。この方の両脚、両腕、肩、首そして腹部は異常に硬く固まっていました。それを、何回かの施術をして解しました。後日、血液検査をした結果、白血球は正常になっていました。
筋肉細胞が異常な状態のとき、白血球を大量につくって修復しようとする働きが起こります。生体の正常な機能です。

●異常造血細胞の出現はなぜか。
血液は骨髄でつくられる。西洋医学の学説です。骨髄造血説は、1859年ドイツの病理学者、ルドルフ・ウィルヒョウが、「骨髄で血液がつくられているようだ」と、いう仮説をたて、その仮説がいつの間にか「血液は骨髄でつくられる」ということになりました。それが現代に引き継がれています。しかし、何故か、造血幹細胞が骨髄内に集中し、赤血球、白血球、血小板をつくりだすという現象を、実際に確認(検証)した学者は一人もいないということです。
1859年は、日本で言えば江戸時代、安政の大獄の最中です。翌年、井伊大老が桜田門外の変で水戸浪士によって討たれた時代です。2014年の現代までの150年以上、医学の根源となる学説を考察されて来なかったことになります。

千島学説というのがあります。千島喜久男博士の学説です。(この学説の詳細は他に譲ることとする)血液は、「腸管でつくられる」これが千島学説です。また博士は、「赤血球から細胞はつくられる」という説も唱え、細胞分裂説を否定しています。

「血液は長骨の骨髄でつくられる」が骨髄造血説ですが、この説には矛盾が生じます。何故なら、地雷や事故で。脚や腕のない人。あるいは壊疽して大腿部から足を切断してしまった人。乙武洋匡氏のように手足の無い方と、世の中には数多くの手足の無い人たちが存在します。骨髄造血説をとると、長骨の失った人は血液がつくられないことになってしまいます。骨髄造血説の大欠点です。この点で、千島学説は矛盾をつくりません。

「異常な白血球を造血する」千島学説の腸管造血説から考察すれば、その謎が容易に解けてきます。
きっかけはさまざまなのですが、過労や極度な鍛錬などをすると、小腸が固まり腸壁の筋肉にコリをつくります。腸管への血流は阻害され、代謝が衰え、腸は老化していきます。腸を構成する輪状筋と縦状筋はり収縮してしまいます。そのことで、栄養の吸収力は衰え、他の筋肉細胞への栄養供給が断たれてしまいます。疲れきった筋肉細胞は、ますますその度合いを増していきます。また、老化し、正常な機能を失った腸は、バランスの整った血液を産生できなくなります。
これが、異常造血細胞をつくる原因であると考えられます。老化した腸がつくりだす血液は一律ではないでしょう。異常な白血球をつくるだろうし、血小板の不足した血液をつくりあげても不思議はありません。
通常、20万以上の血小板をもつものですが、1.5万以下に衰えた女性を治した経験があります。その人は、直ぐに鼻血が出ると言った症状がありました。病院に行っても治らず、わたしにバトンが渡ってきました。
硬くなった腸を軟らかく解し、胸鎖乳突筋のコリも取っていきました。診るごとに血小板が増え、4回目の施術するときには、ほとんど正常に戻りました。老化して狂った腸が、正常な血液を産生できなかっただけのことです。
腸管で造血されると考えれば、老化し正常な働きを失った腸が、異常な血液を造っていっても何ら不思議はありません。

何故白血球が増えるのか?なぜ異常な白血球が現れるのか?この答えを出したときに白血病は完治できる病気となってきます。
白血病の症状に、発熱、貧血、めまいなどがありますが、それは、胸鎖乳突筋などが固まったために引き起こすものです。白血球の増殖とは何ら関係はありません。
倦怠感
肝臓を固める、腎臓を固め水筋肉になることでつくられます。
動悸
胸鎖乳突筋の起始部、鳩尾などのコリが原因です。
出血しやすくなるのは
腸の働きが正常でなくなり、血小板が少ない血液を産生するためです。腸を正常にすれば改善されます。
皮膚や臓器の異常
これは、白血病の罹患者は全身の筋肉を固めています。皮膚まで固めれば血行不順が起き、肌に異常が起きます。肝臓、腎臓、脾臓、膵臓などの臓器も固まっているからです。
白血病に至るには、からだのいたるところが固まりコリがつくられます。いろいろな症状が出て当然です。白血球の増加、異常な白血球の出現と、いろいろな症状を白血病として一括りにするのではなく、一つ一つを別々に考えることです。全てを白血病の所為にするから、難しい病気になってしまうのです。

●治療法

●西洋医学の治療
西洋医学では、ガンの一種という考え方が大勢を占めています。異常な白血球というガンを、シタラビンなどの抗ガン剤で退治するというものです。治癒率がどの程度なのか分かりませんが、さまざまな副作用をつくります。市川団十郎さんが「無間地獄」と評されていた症状をつくり出していきます。
今もって確証を得ていない骨髄造血説。その説を全面肯定して、骨髄移植が行なわれています。しかし、骨髄で造血されていないことが、後の世に常識となったら、移植を行った医師はどのように釈明するのでしょうか。

●MMS治療
異常に増えた狂った白血球を退治するのではなく、異常な白血球を出現させる原因を取り除くことが優先です。
まず、水筋肉であるかないかを確かめ、水筋肉なら仙棘筋、腎臓を解していくことから始めます。棘上筋、胸鎖乳突筋、頭半棘筋、頭板状筋などを解し、頭痛やめまい、貧血などを取っていきます。腹部は、硬く固まっていることが多く、強いタッチではなく、表層から優しく深部へと解していきます。その後、脚や腕も順次解していく。治療期間は長期に及ぶことになることが多いが、毎回、肩や首、腹部のコリの確認を行い、そのときの状態に応じてコリを解していくことが大事です。

2 乳癌(Braes cancer)

乳房組織にできる癌腫です。女性特有のガンにみられていますが、稀に男性も罹患します。
西洋医学では、原因を特定できていません 。家系的に、ガンに対してリスクが高い家系が存在する。と、言っていますが、それは統計的なもので、決して病気の原因ではありません。文献や論文などを見てみても、統計的な資料を書きつらねているだけで原因を特定しているものは存在しません。

●症状
痛みや不快感などの症状なく発症する。

1 乳棒のしこり、隆起
2 乳棒の陥凹
3 乳汁分泌、血栓乳汁
4 脇の下のリンパ節の張り

などの症状が出てくる。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
本態性。

●MMS解釈
ガン発症の原因について、西洋医学は原因不明のままです。乳ガンについても同様です。
西洋医学のように、結果だけを見ていても原因は見つけられません。また、結果を統計的に並べてみてもあまり意味をなしません。そのようなことは統計局がやれば良いことです。
もし、「ガンは遺伝的なリスクが高い」などと言われたら、遺伝的なリスクをもった人は、自分ではどうすることもできない訳ですから、気の毒な話になってしまいます。気の早い人もいます。ある女優さんは、「ガンは遺伝する」からと言って両乳房を切除してしまいました。

●代謝の異常が固形ガンをつくる
ガンは、細胞分裂して増え続ける。というのが西洋医学の考え方です。故に、「ガンを放っておいたらどんどん大きくなって大変なことになってしまいますよ。早期発見のための検診を受けてください。」と、植え込まれてきてしまいました。
150年以上前にドイツの病理学者ウィルヒョウが「細胞は細胞から生ず」と言って細胞分裂説を発表しました。また、骨髄造血説もウィルヒョウの説で、共に西洋医学の基軸になっています。
細胞の分裂が不規則になって、無制限に増殖していき、周囲の組織を侵したり、他の臓器に転移したりして生体を死に至らしめる病気であるというのが、西洋医学のガンの定理です。

ガンは「無制限に増殖していく」と、いう結果から西洋医学はスタートしています。これでは原因は掴めません。そして「ガンは放っておけば無制限に増殖する」そのようなことはありません。しかし、抗ガン剤を投与する間違った治療を施し、ガンに刺激を与えていけば異常に増殖していきます。このことが「無制限に増殖していく」と、いう結論をつくったのでしょう。
また、無制限に増殖するというのなら、何故、ガン細胞だけ「無制限に増殖するのか?」の理由を説明する必要があります。
わたしは、血液と血液循環の狂いが全ての病気をつくっていくと考えています。西洋医学は、このことを全く無視しています。結果ばかり見ているから、そのことに考えが及ばないのかも知れません。

●代謝異常がガンの正体
ガンは、代謝の異常がつくりだす病気と考えています。では代謝異常とは何か、そして、どのような理由でつくられていくのでしょうか?
細胞は、熟成した赤血球が現状の細胞を、その隣にコピーしてつくりあげます。さも、細胞が分裂したように。これは、千島博士の説です。
コピーされた古い細胞は排泄されます。つくられるものと捨てられるものがバランスよく行われていくことを代謝と言います。これが常に繰り返されているのが健全なからだと言えます。(代謝を西洋医学的に小難しい解釈は避け、単に新しいものが古いものにとって変わるという意味で使います)
まだ、未熟期の生体は、元の細胞をコピーするスピードが速く、元の細胞が老化して排泄される前に、準々とコピーされ増殖していきます。だが、成熟期になるとそのサイクルが変わり、未熟期に比べゆっくりとした速度で行われるようになり、新しくコピーされた細胞が生まれれば、元の古い細胞は排泄されていきます。そして、この代謝の速度は、血液の組成と血液の循環が大いに関わってきます。良い血液をもち、血液循環の良い人は代謝の速度が速く、筋肉細胞は若さを保っていけることになります。

●筋肉のコリとの関わり
筋肉のコリは一律ではありません。全体的に固まるもの。粒状につくられるもの。筋状につくられるもの。筋状につくられた中に粒状のコリが混在しているもの。締まって固まりそれが進行性をもつもの。と数種あります。
締まって固まり進行していくコリ。そのコリが起因すると考えている病気に、筋萎縮性側索硬化症、リウマチ、強直性筋硬化症などがあります。(これはMMS学説です。西洋医学の解釈ではありません)
このコリがつくられると、筋肉の表層の部分に血液が流れなくなります。ために、表層の筋肉細胞は代謝が行われなくなり、老化し、萎縮し、あるいは壊死していきます。そして、そのコリの面積範囲は広がり、また、浸潤していきます。
これは、骨格筋だけに起こることではありません。臓器や血管などを含む全ての筋肉細胞に起きうる現象です。
このことが、からだの内部の微小(1/100mm、1/10mm)な筋肉細胞に起こったとき、ガンが形成されていくと考えられます。

●乳ガンの形成
心臓から動脈によって全身に血液が流れていきます。また、静脈から心臓に戻り、血液の流れは止まることなく循環されます。
心臓から、まず主動脈である下肢に流れる下降大動脈、そして、首の方向に左右に出た2本の動脈、それが、胸鎖乳突筋の根元で上腕動脈と総頸動脈に分岐されています。
分岐された上腕動脈から小動脈、細動脈、毛細血管という順序で乳房に血液は流れていきます。
胸鎖乳突筋の起始や棘上筋にコリをつくると、乳房への血液循環を阻害します。また、胸筋や肋間筋にもコリをつくると、更にそれを助長していくことになります。
血液循環の悪くなった細胞は、代謝が衰え、老化した細胞の集まりとなり血液の循環しない飢餓細胞になります。そして、飢えた細胞はさまざまな変性をしていきます。それがガン細胞をつくりあげても不思議ではありません。でも、その細胞の周りの細胞の血液循環が正常であれば、ガン細胞は範囲が広がったり浸潤したりすることはありません。しかし、そのバランスが崩れたときに、ガンは成長していきます。

乳ガンに限らず他の固定ガンも以上のような過程でつくられていく。と、わたしは考えています。
一般的に多い乳ガンの形状は、粒状に固まる固形ガンですが、その他にもさまざま形状をもつガンが存在します。しかし、組織の形成に於いての違いはありません。大きいか硬いか軟らかいかの差であると思っています。
わたしのみた乳ガンの罹患者に限って言えることですが、その全ての人に、肩や首に重度なコリがありました。そして、それらの筋肉のコリを取り血液循環を良くしていくと、ガンは軟らかくなり塊が小さくなりやがて消えていきます。
そのことで、乳ガンの原因は、肩コリ、首コリと結論付けるのは早計かも知れません。しかし、因果関係は充分に成立しています。

3 前立腺ガン

前立腺にできるガンです。アメリカでは死因の高い病気で、近年日本でも増えてきたガンと言われています。

●症状
尿の出が悪くなる。尿が細くなる。放尿力減退。血尿が出る。PSAの数値が高くなる。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
本態性。

●MMS解釈
股間や前立腺周り、直腸前立腺筋(ペニスの元と肛門の間にある筋肉)を固めてコリをつくって前立腺への血液を阻害し、細胞の代謝を衰えさせ老化させていくと、一部に血液循環の悪くなり、またほとんど血液の届かなくなった部分ができます。その細胞は飢餓細胞となります。すると細胞が変異しガン化していきます。そして前述したような過程を経てガンが拡大していきます。
いくつかの経験から、股間、恥骨周り、直腸前立腺筋の筋肉のコリを取り血液循環を良くしていくと、ガンが退縮され、そのうちに消えていきます。

●治療法
まず、仙棘筋から中殿筋、腹部全体、下腹、腸腰筋、股間、恥骨周りを解し、直腸前立腺筋を解していく。また、ペニスの根元も良く解していく。腸腰筋、股間は徹底的に解す必要があります。これを繰り返していくと、ガンが退縮していきます。

4 子宮頸ガン

近年増えてきたガンで、このガンの予防ワクチンが開発され、それが実施されてきましたが、多くの被害者をつくりあげ社会問題になっています。
子宮頸ガンとは、子宮の入り口の膣に近い部分にできるガンです。

●症状
出血したり、組織が崩れて(おりもの)が増えたり、月経以外の出血がみられます。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
原因不明。性交開始年齢が早い、性交渉のパートナーが多い、多産の人に多くみられる。「ヒトパピローマウイルスが関与しているらしい」としてワクチンが開発された。

●MMS解釈
子宮や膣への血行不良がもたらす病気と捉えています。いくつかの臨床から、股間のコリが子宮動脈を圧迫して流れを阻害し、子宮や膣への血液の循環が悪くなり冷え切っていることを確認しています。
下腹、腸、股間や恥骨周りにコリをつくると、膀胱の平滑筋や子宮への血流を阻害し、代謝不全を起こしていきます。性交時にもたらす不衛生なものやウイルスなどの刺激によって、子宮の筋肉はさらに固まっていくとも考えられます。そして飢餓細胞がつくられ細胞が変異してガンがつくられていきます。子宮頸ガンがつくられる成り立ちも他のガンの成り立ちも変わりはありません。

臨床の例から、下腹、腸を軟らかくし、股間、恥骨周りの筋肉のコリを解し子宮への血流を良くしていくとガンは退縮していきます。
ある50代の女性の例では、下腹、股間、恥骨周りを解して、子宮を軟らかくしていくと、血液とともに大量の血痕が膣から排泄されました。それを3回ほど繰り返したとき、子宮頸ガンは無くなりました。その後も腹部全体、股間、恥骨周りを解していくことを続けた結果、子宮頸ガンから解放されました。
24歳の女性の例でも、冷えた硬くなった子宮やからだ全体の筋肉を解し、血行を良くした結果、子宮頸ガンは消えていきました。

●ミナ・ビッセル氏の主張
ここである研究者の主張を紹介します。名前は、ミナ・ビッセル(Mina Bissell)テヘラン生まれのアメリカ人女性です。
彼女は、「ガン細胞はどれもが腫瘍になるのではなく、周囲の環境の送る信号によって腫瘍化が左右される」と信じ研究してきた人です。そして「ガン細胞も周りの環境を変えることによって正常な細胞に変化していく」ということを発見しました。
わたしの治療法は、正にこの「環境を変える」ことです。血液循環を正常にして良い環境をつくることです。
元々正常な細胞は、正常な血液循環の元でつくられています。血液循環を正常にして本来あるべき状態にすることです。
この方法は確実な方法です。何人かのガン患者を救ってきています。ミナ・ビッセル女史のいう通り、ガン細胞の周りの環境を良くしてあげればガン細胞は退縮し、そして正常な細胞になっていきます。
多くの人たちが早くこのことに気付いてくれることを願うしかありません。