このコーナーは著書「MMS 真昭社」に記載されているものを抜粋して掲載してあります。リンクしてもつながらないものや治療法などについては、本を参照して下さい。
1. 腎炎 | 2. ネフローゼ症候群 | 3. 腎不全 |
7-1 腎炎
血液を濾過する糸球体に炎症を起こしたものを糸球体腎炎と言っています。腎炎は糸球体腎炎のことをさしています。
7-1-1急性糸球体腎炎
扁桃炎や咽頭炎にかかった後、数週間後に発症する病気で、浮腫、血尿、高血圧が主な症状で、発症の多くは20歳以下で、特に10歳以下の子供に多い病気。(西洋医学)
●西洋医学的解釈
細菌やウイルスなどの免疫がない状態のとき、細菌やウイルスの感染から身を守るために抗体がつくられ、その抗体と病原菌が結合して抗原抗体複合物をつくり病原菌を無害化する。その残痕が一挙に糸球体に流れていく。濾過能力を超えて流れてきたものを糸球体は処理できず炎症を起こしてしまう。しかし、そこにはタイムラグがあって、扁桃炎などに罹った後2、3週間後に現れる。
●MMS解釈
細菌やウイルスなどの病原菌に侵入されると、それをガードするかのようにからだは固まっていきます。特に発熱を起こすような状態をつくった場合、それが強くなります。当然腎臓も固まります。触れてみれば硬くなっていることが判ります。腎炎になった人の特徴です。
その状態のとき、西洋医学でいう抗原抗体複合物が一挙に流れてくれば、機能の落ちている糸球体で処理できず炎症を起こすかも知れません。MMSの考えです。
扁桃炎や咽頭炎に罹ったとき、腎臓が硬く固まっていることが多いのですが、それが徐々に深刻化して腎炎に進んでいきます。それ故にタイムラグをつくると考えられます。
腎炎の原因は、腎臓を固めてしまうことです。その多くは、仙棘筋(脊柱起立筋の一部)のコリ、腎臓自体のコリで、そのコリの影響で血液循環が悪くなっているところに、血液がどんどん流れ込み炎症を起こしていくのです。コリによって詰まっている血管を解し、通りを良くしていけば炎症は消えていきます。
浮腫は、糸球体が硬くなりそこを通過する血液が少なくなるために不必要なものが尿として排泄されなくなります。それがからだに溜まって水筋肉になります。そして。排泄されるべき原尿と血液の混じったものが溜まっていくことで膨張し筋肉を圧迫します。また、一部の静脈が潰され流れなくなってきたときに起こります。
尿管への出口部分(図21矢印の部分)を脊柱起立筋のコリが圧迫すると、処理された尿が膀胱に流れていかず、からだ全体に循環されて筋肉に含まれてしまいます。腎静脈も圧迫されれば心臓に戻らなくなり、同様に処理された尿が筋肉に含まれてしまいます。そして水筋肉になります。
固まった腎臓を解し、腎機能を正常にして、それと同時に浮腫の起こっている部位の筋肉を解して、潰れた静脈に血液が流れるようにすれば浮腫は治っていきます。
顔面や目の周りの浮腫
胸鎖乳突筋、頬筋と眼輪筋、目尻のコリが原因です。
胸水
胸鎖乳突筋の起始部と肋間筋のコリが原因。
腹水
股間、外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、大小腸、肝臓のコリが原因です。
高血圧は
頸筋のコリが主原因です。腎臓は、脊柱起立筋の仙棘筋と呼んでいる筋肉の位置にあります。故に、仙棘筋にコリをつくると腎臓を固めてしまいます。そして脊柱起立筋全体を固めていくと、棘上筋や胸鎖乳突筋まで固めていきます。その緊張が総頚動脈を圧迫し狭めるために、血液が流れ難くなり血圧を上げて血液を循環させようとします。それで高血圧になるのです。
●治療法
まず、扁桃炎や咽頭炎を起こした部位を解していきます。次に、胸鎖乳突筋、扁桃腺、甲状舌骨筋、甲状腺、声帯を解し、腎臓を解していきます。腎臓を解し腎機能が正常になってくれば浮腫は改善されますが、浮腫の起きている部位の筋肉を解し、潰れている静脈を解して血液を循環させていけば、浮腫は無くなります。
胸水が溜まり呼吸困難を起こしている場合には、最初に胸鎖乳突筋の起始部を解していきます。その時点で呼吸が楽になり、胸水も引いてきます。それでも駄目な場合は、肋間筋のコリと腎臓の脊椎よりの中央部のコリを取っていきます。
7-1-2慢性糸球体腎炎
腎臓の糸球体に異常が起こり腎臓の機能が低下する病気で、慢性腎不全に進行していきます。(西洋医学)
●症状
発生率は10代から20代の人に多いようです。血尿が続きタンパク尿が出ます。しかしこれは肉眼では確認できるとは限らず検査でしか分からない症状。自覚症状はない。(西洋医学)
●西洋医学的解釈
腎炎にはいくつかのタイプがあり、その発生には免疫が関係している。
抗原抗体複合物が、糸球体をつくっている毛細血管やメサンギウム細胞に沈着すると、糸球体が炎症を起してそれが進行すると糸球体が破壊されていく。
●MMS解釈
西洋医学は難しい解釈をしています。西洋医学の述べている原因と
いうのは現症の経過を述べているだけです。現症をつくりだすには、その原因が存在します。現症や結果は、病気を治す上では役に立ちません。
糸球体腎炎の場合、急性、慢性に関わらず、腎臓が硬く固まっています。そして、その収縮によって糸球体の毛細血管が圧しつぶされ炎症を起こしている病気です。炎症を起こす理由は、症状のところで述べているものと変わりありません。
抗原抗体複合物が発生するには理由があるはずです。そして糸球体に沈着してしまうのにも理由があるはずです。
糸球体は毛細血管の集まりです。糸球体を構成している毛細血管の周りに濾過されるべき血液が流れてきても、糸球体の毛細血管の中に血液が流れなければ、糸球体は機能しません。沈着してしまう理由は、糸球体を構成している毛細血管に潤沢な血液が流れなくなったことによります。
それでは、毛細血管への血液循環を阻害してしまうものは何なのでしょうか?それは、腎臓を構成している筋肉が固まってしまうからです。筋肉が固まりコリをつくれば、その収縮が血管を圧迫し狭め、血液の流れを妨げてしまいます。
糸球体が正常でありさえすれば、抗原抗体複合物などのようなものは発生しないと考えます。そして炎症を起こすことはありません。これがMMSの考え方です。腎臓を軟らかくして糸球体が正常に動きだせば治る病気です。
7-2 ネフローゼ症候群
多量のタンパク尿が出て血液のタンパク質が不足してしまう病気です。(西洋医学)
●症状
自覚症状としては、顔面や足が浮腫み、夕方靴がきつくなったり、体重が増加したりします。尿の量が減る。尿の泡立ちが著しい。尿の色が濃くなったり白くなったりする。足を圧すと皮膚がなかなか元に戻らない。からだを動かすと息切れがする。からだを横にすると咳が出、呼吸困難を起こす。血圧低下、頻脈、乏尿、めまいなどの症状が起きる。(西洋医学)
●西洋医学的解釈
糸球体が免疫や代謝異常によって損なわれ、基底膜に異常が起こり、基底膜から多量のタンパクが漏れて尿とともに体外へ排出されてしまうために起こる病気である。
●MMS解釈
西洋医学のいう免疫の異常がどのような理由で基底膜に異常をつくるのでしょうか?よく理解できません。
免疫とは、非自己に対して働く作用です。基底膜に非自己と言われるようなものができるのでしょうか?免疫は関係のない話ではないでしょうか。
代謝異常は、細胞に血液が流れなければ起きることで関係するかも知れませんが、代謝異常を起こす理由は述べられていません。
基底膜に異常が起きるのが事実なら、その原因がどこにあるのかが重要で、結果を述べられても解決には向かいません。
背を反らせて後ろに重心を置くような姿勢をしていたり、運動や作業などをやり過ぎたり、からだを冷やしたりすると腎臓を固めていきます。それが、腎臓を収縮させ糸球体の働きを悪くします、血液を濾過していく時間が長くなります。また、腎臓の働きが悪くなると著しく代謝が衰えてきます。
タンパクや血球は、糸球体で濾過されずに静脈を経由して心臓に戻っていきます。それがどうしてタンパクが尿管に流れ込んでしまうのでしょう?
図16のように、尿管への入口と静脈への入口は隣同士になっています。ここに原因があるようです。
もし、腎臓の筋肉や腎臓を圧迫する他の筋肉が静脈の入口の一部を塞いでしまったら?静脈に流れて行かずに溜まったタンパクが、隣の尿管に流れ込むとは考えられないでしょうか。因みに、この部位を解していくと尿から大量なタンパクは出なくなります。これがネフローゼです。
単に基底膜が破れて漏れてくるのであったなら、他の物質も漏れるでしょうし、不足するはずで、タンパクだけが選ばれ多量に出てしまうということは考えられません。
西洋医学では、病気と病気に罹ったときに生じる症状を一緒に混同しています。そのために、病気が複雑になり理解不能になってしまいます。症状の原因を探ってみましょう。
息切れ、呼吸困難
胸鎖乳突筋、肋間筋、腹直筋などのコリが原因です。ネフローゼを起こすような状態であるならば、これらの筋肉が固まっていても何ら不思議はありません。
咳
胸鎖乳突筋の起始部、胸骨舌骨筋や肋間筋、腹直筋を固めると起こります。
血圧低下
からだ全体の筋肉を締まったように固めてしまうのが原因です。
めまい
胸鎖乳突筋、頭半棘筋、頭板状筋を固めるためです。
頻尿、乏尿など
尿管周りの筋肉や膀胱周りの筋肉を固めるためです。膀胱周りの筋肉を固めてコリをつくると、その収縮が膀胱を圧迫します。それが膀胱の平滑筋を刺激します。膀胱内に尿が溜まっていないのに、膀胱内に尿が一杯になったという誤った情報が脳に伝わりその結果尿を出したくなります。そしてそれが頻繁に繰り返され、頻尿となるのです。また、尿管から膀胱への入口を筋肉が圧迫して塞いでしまうと、膀胱になかなか尿が流れなくなります。乏尿の原因は、尿が膀胱に溜まったとき、膀胱の平滑筋を収縮させて排泄していきますが、平滑筋が固まってコリをつくっていると、筋肉が収縮せず、尿を圧し出すことができなくなります。平滑筋のコリを解して筋肉を動くようにすれば解決します。
多種の症状をつくっていくのは、ネフローゼがつくられる過程で、各所の筋肉を固めていくためで、ネフローゼと諸症状を別に考えることが必要です。症状は、症状の項で述べている方法で取っていけばよく、原因の部位を解していけば症状を消すことができます。
7-3 腎不全
腎不全には、それまで正常に機能していた腎臓が急にその働きを呈した状態を急性腎不全と呼び、腎臓の病気が慢性化して進行して、腎臓が萎縮してその機能を落とし、ついには停止してしまうという慢性腎不全があります。
7-3-1急性腎不全
前述しているように、急に腎臓の働きが停止してしまう病気で、非常に死亡率が高い病気と言われています。
●症状
急に1日の尿量が減って尿毒症が起こります。食欲不振、吐き気、頭痛、不安感などが現れ、血中の中の尿素窒素、クレアチニン、カリウム、ナトリウム、リンなどが増えてくる。(西洋医学)
●西洋医学的解釈
1外科手術や外傷などによるショックで腎臓への血液が流れなくなる場合。
2急性腎炎や水銀などを解毒する物質によって腎臓の働きが一時的に停止するもの。
3結石や前立腺肥大などで、尿路の通過障害が起こる場合。
以上の三つを上げている。
●MMS解釈
急性、慢性に関係なく、腎臓に腎臓を動かすための血液が流れていかないから腎不全を起こしていくのです。その原因をつくっていくのは、仙棘筋や腎臓そのもののコリによるものです。そのコリをつくるのは、何も特別なことをする訳ではなく、背中や腰を痛めたり、歩き過ぎたり、あるいは冷やしたりすることで仙棘筋や腎臓を固めてつくっていくのです。
また、乏尿(ぼうにょう)は、腎臓で濾過された原尿が尿路へ流れていかないことが原因です。それには二つの理由が考えられます。
1 腎臓から尿路への出口が、腎臓の収縮や周りの筋肉の収縮によって塞がれたとき。
2 尿路を腹直筋や腸腰筋、腸などの圧迫によって狭められて潰れている。
この病気をつくる要因は他にも考えられますが、要するに仙棘筋や腎臓を固めることが原因なのです。
7-3-2慢性腎不全
腎臓の病気が進行してこの病気になっていくケースが多いようです。血液検査の結果、腎臓が悪いと判断されるのは、腎機能が70%、80%失ってやっと数値に現れるようです。
腎機能が正常の10%以下になって尿の出が悪くなると、消化器系、心血管系、神経系にさまざまな症状が現れてきます。尿毒症になると、数日から数ヶ月で死亡すると言われています。
●症状
尿の出が、一日当たり400ml以下になると、食欲低下、吐き気、便通の異常、黒色便、頭痛、神経痛、筋肉痛、記憶力の低下、心不全や呼吸困難になる。(西洋医学)
●西洋医学的解釈
原因は、慢性糸球体腎炎、糖尿病、腎硬化症、嚢胞腎、慢性腎盂腎炎、全身性エリテマトーデスなどの疾患が進んで起きてくる。
●MMS解釈
腎機能障害の疾患が進んで腎不全になっていくというのは、最初のころの疾患を治していないからです。その場の数値を薬で調整するという姑息療法では駄目なのです。
糖尿病からくる腎不全も、糖尿病を膵臓のB細胞の不足からインスリンの出が悪いという偏った考え方が招くもので、糖尿病を正しく理解できていない結果です。また、長年インスリンを投与されていると、その薬を処理することで腎臓が傷んできます。
慢性腎不全になっている人の多くは、腎臓やその周りの仙棘筋、腹直筋などの筋肉を硬く固めています。それが、腎臓への血流を阻害して腎臓の動きを悪くし機能を落としていきます。
腎臓を解し、仙棘筋を軟らかくしていけば糸球体の機能が正常になってきます。割と短時間で復帰します。
糸球体の働きが落ち、膀胱への流れが悪くなると水筋肉になってきます。これが後に述べるクレアチニン、カリウム、ナトリウムなどの分泌量の増加につながっていきます。
●何故水筋肉になるのか
1 糸球体の異常。
2 尿管の出口を塞いでしまう。
3 尿管を狭めて膀胱への流れを止めてしまう。
の三つが原因と考えています。これらの部位を解していくと水筋肉は直ぐに無くなっていきます。
●腎機能を低下させるもの
1 運動、スポーツ。
2 ウオーキング、ジョギング。
3 ハイヒールなどを履いて背を反らして歩く。
4 背を反らして座る姿勢、悪い姿勢など。
5 冷やす。
これ以外にも腎臓を固めることが多々あります。腎臓を固めることがその機能を低下させていくのです。
●クレアチニンの値が何故増えるのか?
腎不全で透析を受けている人たちが増えています。数年前、保険が適用され、本人負担がゼロとなり、医師に薦められ安易に透析を受けている人が多くなったことによるものです。それには、莫大な医療費が消費され、税金が投入されていきます。
また、週2回から3回行わなくてならない透析を嫌って、他の人の腎臓を貰い受けて臓器移植をする人も増えています。
透析を受ける必要があると判断する目安となるのがクレアチニンの数値です。病院によってもその数値が違うようですが、概ね8を超えると透析となるようです。
では、クレアチニンとは何でしょう?筋肉へのエネルギーの供給源であるクレアチニン酸の代謝産物です。つまり、筋肉を使うことによって放出されるものです。ですから、筋肉の使い方、使う量によって変化します。これは筋肉量にも比例してきます。そのため、筋肉量のある男性と筋肉量の少ない女性ではその数値は変わってきます。
クレアチニンの正常値というのはどの程度の値なのでしょうか。
男性 | 女性 | |
血清Cr値 | 0.6~1.2mg/dl | 0.4~1.0mg/dl |
尿中Cr濃度 | 20~26mg/kg/日 | 14~22mg/kg/日 |
筋肉を動かしていくには、エネルギーとなる糖分やクレアチニン酸が必要です。しかし、何故、その数値が急に増えてしまうのでしょうか。「腎機能の衰え」という答えだけでは解決しません。何故なら腎機能が衰えても必ずしも腎不全になる訳ではないからです。では、それは何なのか?わたしが導き出した答えは「水筋肉」です。
筋肉を動かすためのエネルギー源としてのクレアチニン酸ですが、それが何故多く必要になるのでしょうか?
水筋肉になると、筋肉の中というか、もっと微細な筋繊維に原尿が含まれていきます。力を出すとき、一つの筋繊維では力不足となったとき筋繊維が寄り集まって束となって協力しあって力を発揮していきます。その束を筋束と言います。筋繊維が他の筋繊維を協力し合うためには筋繊維同士がくっついて肩を組むように一つになる必要があります。その接着の役目を筋膜がしています。
筋膜というのは、筋繊維を包んでいる粘着性のある膜です。それが、隣の筋繊維の筋膜と筋膜同士がくっついて一つになっていくのです。
その筋繊維と筋繊維の間に原尿が含まれると、筋膜の粘着性が失われ、筋束をつくることができなくなり、そのような筋繊維が集合した筋肉は、その本来の力を発揮することができなくなります。それを補うには、他の筋肉の力を借りることになります。それまで、10の筋束でできていた動作を、その倍の、20,30という筋束を使わないとできなくなります。それがエネルギー源であるクレアチニン酸を多く分泌することになるのです。結果、代謝物であるクレアチニンが増えてきます。
この状態をクリヤーにするには、水筋肉を無くし、筋肉を正常にしていくことです。正常になれば、本来のクレアチニンの値になってきます。
透析を受けて血液を正常に?したつもりでも、クレアチニンの値は変化しません。何年透析しようと腎機能は正常になりません。透析は腎機能を正常にするものではありません。ただ、その場を繕うだけです。
透析を長年続けていると、最初何%か動いていた腎臓も全く動かなくなり機能を失っていきます。
腎臓は修理可能な臓器です。早めに修理していくことが肝要です。
●カリウム、ナトリウムの増加
カリウムやナトリウムの増加はどう考えたら良いでしょうか?
ある動作を行うとき脳は動かすべき適宜な筋肉に命令します。その命令は、血液の中に含まれているカリウムが動かすべき筋肉の筋繊維の核に分泌されて成されます。そして、筋繊維は収縮して力を発揮していきます。
さて、収縮された筋繊維は仕事を終えたとき、次の仕事のスタンバイをする意味でも弛緩する必要がありますが、その解除命令をだすのがマグネシウムです。このマグネシウムが脳の命令によって筋繊維に分泌されたとき、収縮された筋繊維は元に戻ることになりますが、収縮したときのスピードよりかなり落ちたスピードで弛緩していきます。
水筋肉になり、力不足となった筋肉は一つの力を発揮するのに多くの筋肉を使うことになります。その結果、必要以上のカリウムやマグネシウムを分泌することになり、カリウムやマグネシウムの量が増えていきます。
ナトリウムは尿として排泄されなくてはいけませんが、仙棘筋や腎臓を固めていけば、腎機能の衰えや尿管から膀胱への流れが悪くなり、それが叶わなくなり溜まっていきます。仙棘筋や腎臓を軟らかくしていけば治っていきます。
以上のように考えていくと、カリウムとナトリウムの増加の問題がクリヤーできます。