男性の病気

このコーナーは著書「MMS 真昭社」に記載されているものを抜粋して掲載してあります。リンクしてもつながらないものや治療法などについては、本を参照して下さい。

1. インポテンツ 2. 前立腺肥大症 3. 前立腺炎

1 インポテンツ

勃起が不充分なために性交ができないものをインポテンツ(EDErectile Dysfunction)と言っています。

●症状
最初から勃起しない。勃起が充分でなく、膣の中に挿入できない。勃起は弱いが膣に挿入はできる。しかし、そのうちに萎縮してしまう。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
心因性が一番多く、性的無知、性器劣等感、自信喪失、緊張過剰、ストレスなどがある。
器質的には、勃起をコントロールしている神経系、血管系、内分泌系の器質的な変化。心因性と器質的な要素が加わったもの。

●MMS解釈
性交の欲求が起き興奮したときに、自動調整機能は大量の血液をペニスの海綿体に流していきます。そして、血液を含んだ海綿体が膨らみペニスが勃起します。その血液の流れを止めるものがあるからインポテンツになるのです。
血液の流れを止めてしまう部位は、股間、恥骨周り、ペニスの根元の直腸前立腺筋、尿道括約筋(ペニスの上端)腹直筋のコリです。これらのコリを取っていくと改善されていきます。
機能的に正常であれば心因的な影響も少なくてすみます。

2 前立腺肥大症

前立腺が肥大して、膀胱の出口を閉鎖して尿路へ尿が流れなくなってしまう病気です。

●症状
尿意を頻繁に感じるようになる。特に夜間の尿意が強く、尿が出にくい。排尿する際にいきみが必要となってくる。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
アンドロゲン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)のバランスの変化で肥大症が起こる。

●MMS解釈
西洋医学では、アンドロゲン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)のバランスの変化で肥大すると言っていますが、そのバランスの変化とは何なのでしょうか。理論が見えてきません。前立腺肥大は、前立腺の筋肉が老化して伸びきってくるから肥大するのです。
前立腺の機能の一つとして、性交して射精する際に、尿道を閉鎖して尿が出ないようにする働きをする弁があります。この部分を固めコリをつくっていくと弁の開閉がスムースにできなくなり尿道が開き放しとなって、尿漏れの原因になります。また精液を含んだ射精ができなくなります。
股間、恥骨周り、ペニス下の直腸前立腺の筋肉を固めコリをつくると、前立腺への血行が悪くなり代謝が衰え老化し、前立腺の筋肉に引っ張り力が無くなり膨らんで肥大していきます。

●治療法
下腹全体のコリを取っていきます。その後、股間、恥骨周り、ペニス下の直腸前立腺の筋肉のコリを取っていく。

3 前立腺炎

前立腺が炎症を起こす病気です。

●症状
悪寒、発熱、頻尿、排尿が終わったあとの尿道の痛み。進行すると、直腸内の圧迫感、排便時の痛み、膿が尿道から出てくるなどの症状がある。(西洋医学)

原因

●西洋医学的解釈
大腸菌、ブドウ球菌などの細菌などによる炎症が多い。飲酒や過労、自転車やオートバイの長時間運転が慢性的前立腺炎を急に悪くなることがある。

●MMS解釈
直腸前立腺筋が固まりコリをつくっていくと前立腺が炎症します。それは、前立腺へ血液を送る血管を潰し、血液が循環しなくなり毛細血管が膨らんで炎症していくからです。
炎症の起きるシステムに違いはありません。どこかの血管を潰していて、そこに血液が流れ込み血管を膨らまし、それが神経を圧迫して痛みをつくるのです。
直接的な原因は、前立腺の周りの筋肉のコリですが、それをつくっていくのは、股関節のコリや、下腹のコリが起因しています。
自転車やオートバイに乗ると、サドルの先端がペニスの下側にある直腸前立腺筋を圧迫して、動脈を潰してしまいます。自転車やオートバイに乗ってはいけないということではありません。座り方の問題です。恥骨周り、下腹、腸腰筋、腹直筋にコリをつくらないことです。
悪寒、発熱
炎症による痛みで胸鎖乳突筋の悪寒、発熱をつくる部位を固めることで起きてきます。このコリを取れば無くなります。
頻尿
症状の章の頻尿の理由によるものです。
排尿が終わったあとの尿道の痛み
尿道括約筋のコリが原因。
直腸内の圧迫感、排便時の痛み
直腸前立腺筋のコリが原因です。