食後の倦怠感の真因を探る
「食事をした後、妙な疲れが出てきて眠くなる」
「電車の中では思わず寝入ってしまう」
このような経験をしている人は少なくないだろう。
その原因としてよく挙げられるのが「血糖値の上昇」である。
では、血糖値を上げない方法はあるのだろうか。
ネットで調べたり、医師に相談したりすると、たいていは「血糖値が上がりにくい食事を摂ること」という答えに行き着く。しかし、それでは好きな食べ物を諦めなければならなくなる。
酒を控え、白く輝くご飯やパン、ショートケーキ、大福、どら焼きなどは避けるべき食品とされる。
「さつまいもはいいですよ」
そう勧められても、もともと好みではない食べ物ではあまり嬉しくない。
「まあ仕方がない。とりあえず食事制限を試してみよう」
そう考えて一週間ほど続けてみたが、どうにも自分には合わなかった。
すると、
「なぜ血糖値は上がるのだろう?」
という疑問が湧いてきた。というより、制限のある食生活そのものに強い抵抗を感じたのである。
糖尿病は血液循環のあり方と深く関係しているが、食後すぐの血糖値上昇には別の要因もあるのではないか。そう考えると、血糖値を調整するインスリンを分泌する「膵臓」の働きに問題がある可能性が思い浮かんだ。
そこで早速、膵臓の状態を確認してみた。
すると、膵臓のあたりにやや硬さが感じられる。なるほど、ここに原因があるのかもしれない。軽く圧を加えながら気を送り、その部分を柔らかくしていった。
その後、食事をしてみる
時間が経過しても、これまで感じていたような疲労感や眠気はまったく現れない。どうやら見立ては的中していたようだ。
私は、食事制限という対症療法をあまり好まない。何を食べても問題なく消化・代謝できる身体に整えていくことこそ、本来目指すべき方向ではないかと思っている。
おそらく、この考え方はさまざまな場面で「医学的ではない」と批判されたり、揶揄されたりすることがあるだろう。それはある意味で当然のことでもある。なぜなら、これは私自身の新しい発想から生まれたMMSの考え方だからである。
この発想を得てから、これまで10人ほどの方に施術を行ってきた。その結果、私自身はこの考え方の妥当性を改めて確認することができた。
もちろん、経験した症例数はまだ多いとは言えない。しかし、少なくとも現時点では一貫した結果が得られている。
一般に、常識とされていることが必ずしも正しいとは限らない。むしろ私は、多くの常識は一度疑ってみる価値があると考えている。強い言い方をすれば、世の中で当然とされていることの多くに対して、常に検証する姿勢を持つことが大切なのではないだろうか。
2026年6月2日
眞々田







