老化する自分をただみているだけ!
今日の阿川さんの本の広告に「老化とは順応すること」と出ていた。
老化に順応してどうするのか?といいたい。
筆者も十分老人の資格者ではあるが、今まで為してきた方法を用いて老化は少し免れている。きっと放っておけば、かなり老け込んできているに違いないとは思う。衣装でごまかしはしない。
人を治そうという意気込みを捨てた医師の言葉に
「歳だから、いろいろ出てきてもしょうがないですよ」
「痛いのは生きている証拠」
何という無気力な発言と暴言。その医師の言葉の裏には、治す術(すべ)を持っていないことが隠れている。
治す方法を見付けよう。何とかしてあげようという人間としての優しさがない。
生き生きと暮らす人。民放の「ぽつんと一軒家」そこで高齢の方が、若い人たちに負けぬ動きで自分に出来る仕事を見付け、それをこなしている。その方々から、
あそこが痛い。
此処が痺れている。
階段が登れない。
などの話はない。一人で生き生きと暮らされているのを観ると頭が下がる。あの番組は、わたしの生活の手本を示してくれている。
ただ残念なのは、その方たちの身体は充分に老化し、老人らしい。精神とこれまでにつくってきた体を使って元気に過ごされているに外にない。
わたしの求めるものは、老化させない肉体である。
わたしの施術を受けた人が暫くすると、浅黒かった肌が白く血色良くなってくる。白かった髪が黒くなってくる。これは若返りである。当然、病気も症状もなくなっていく。
老化していく自分を、ただじっと見ていても老けてくる。良いと宣伝しているサプリメントを飲んでも左程の効果があると思えない。
老化の原因は解かっている。細胞を若返らす方法がある。飲んで解決。そのようなものはない。
弟子たちには、その方法を何年も掛けて教えてきたが、誰もやっている様子は伺えない。老けていく弟子たちを見れば一目瞭然。
何故、遣(や)らないのかが理解できない。そんなに忙しいのだろうか?わたしより忙しいとは思えない。果報は寝て待っていれば、やってくると思っているのだろうか?
理屈では無い。頭の良い人たちに取っては、馬鹿と思えることをただ続けるだけ。それに尽きる。
その秘術を、多くの方にお教しえしてきたが、聞いた途端忘れているようだ。それは弟子の行動を見ていて能(よ)く解る。
「絶対、結果が出てくるまでやってみる」
そのような方がいたら教えて差し上げたいと思うこともある。
2023/03/17
眞々田昭司