何故増えるガン
衝撃的なニュース
ソーセージ、ハム,ベーコンと言った加工肉に高い発がん性が認められ、大腸がんを発生するリスクがある。と、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)から発表されました。赤みの肉も高リスクになるという。ソーセージの国のドイツの人達にはさぞかしショックなことでしょう。
日本では年間に98万人の人がガンになっています。ガン死亡率は他の病気に比してトップ。そして、女性の二人に一人はガンになっています。
毎日ガンはつくられる?
毎日がん細胞はつくられ、それを退治する免疫細胞の良否に問題がある。日本の医学界の定説です。この理論、叫ばれて久しいのですが、未だ有力な結果は出ていません。
毎日ガン細胞はつくられるというのは、免疫療法を肯定する為の無理やり理論。つくる人もいればつくらない人もいると言うのが正しいと思います。
ガンも自分の体の一部です、自分の体に侵入してくるものや異物と認識した物について、それを攻撃するというのが免疫です。その理論をつくったのは西洋医学です。その理論を簡単に覆して免疫療法を推奨する学説は理解できません。そのような矛盾した理論が成り立つのでしょうか?
ガンを予防する
ガンは予防できないのか?誰もが関心のあるところでしょう。ガンを予防するには、ガンのつくられるメカニズムと原因を知らなくてはなりません。敵(的)を知る事は戦いの常道です。
「それが解れば苦労はしないよ」と言う人がいるかも知れません。しかし、発症したガン細胞を何とかしようとする研究者は多くいるように思いますが、ガンがつくられる過程を研究している人の声は聞きません 。
最初の免疫療法の話ように、ガンを如何に免疫細胞がやっつけられるかの研究です。現れた現象を観察研究する人ばかりです。「毎日がん細胞はつくられる」ではなく、「どうしてガンがつくられるのか」の研究をしていただきたいものです。
観察研究して対症しようという考え方を、全ての病気に当てはめています。病気になる原因を究明しようとせずに、悪戯に細菌やウイルスの責任にして、出てきた症状を何とかしようとする対症療法です。ガンも同様で、出てきた物を切除する、焼き切る、薬で固めるというのが現状の治療法です。
病気の原因が、本当に細菌やウイルス、発ガン物質の所為ならそれに接した人全員に発病するはずです。罹る人と罹らない人が出て来るというのは、原因ではないからです。細菌、ウイルス、発ガン物質は、原因を誘発する起因となる物なのです。起因するものを原因とするから、いつまで経っても病気が治せないのです。IARCの研究発表のソーセージ、ハム,ベーコンは、起因しているものを特定しているだけに過ぎないのです。
ハムやソーセージを食べた人全員がガンになる訳ではありません。
では何故原因を誘発する起因となっていくのでしょうか?これが解れば一部の人が大腸ガンになっていく理由が理解できるでしょうし、予防もできます。ガン発症の謎を解くキーポイントです。
ガンはこうしてつくられる
ガンは、血行不良がもたらす病気であると私は考えています。血行不良が起き血液の届かなくなった細胞は代謝が出来ず老化します。そして萎縮し更に老化を助長していきます。血液からの栄養素を吸収出来ない細胞は飢え、飢餓細胞がつくられます。その飢餓細胞は様々な様を呈していき、あるものは潰瘍をつくり、あるものはガン細胞をつくっていきます。そしてガン細胞は、自らも分裂し、また周りも取り込んで増殖していく。と、私は考えています。
健康である人の体は血液循環が保たれています。飢餓細胞がつくられる血行不良は、この血液循環が妨げられたときに起こります。ではその血液循環を阻害するものは何なのでしょうか?
細胞の栄養素である血液は、血管を通して各細胞に運ばれます。 血管は全身に隈なく分布されています。その血管が目詰まりしたり、潰されたりした時に血液は流れなくなり血液循環が妨げられ、血行不良が起きてくるのです。
血管の目詰まりは、動脈硬化や粥状化したコレステロールなどがつくり、血管は、筋肉のコリによって潰されます。動脈硬化の原因も実は筋肉のコリがもたらすもので、その筋肉を軟らかくすれば動脈硬化は無くなりコレステロールも無くなっていきます。(動脈硬化に付いて詳しいことは、私の著書MMSをご覧下さい)そう考えると全ては筋肉のコリがもたらすものと言うことができます。「病気の原因は筋肉のコリ」私の自論です。但しここで言う筋肉とは、骨格筋だけではなく、腸や血管、臓器をつくる平滑筋なども含んでのことです。
筋肉にコリをつくる原因は様々です。肩コリや首のコリならその原因は想像つく事と思いますが、皆さんが気付いていないものがあります。
生物は、未知のものや異物、嫌な物に接すると、体を硬く緊張させてそれらから守ろうとする働きがあります。これは本能です。
嫌な奴、胡乱な奴に接すれば体は緊張します。悪いものや腐った物を食べれば腸が固まり下痢を起こしたりします。
ウイルスや煤塵(ばいじん)が鼻から侵入すれば、それに反応を起こす人がいます。風邪をひいたり、鼻炎や花粉症になったりするのは、その反応です。しかし、馴染みのウイルスや煤塵なら、反応を起こさず風邪や鼻炎にはなりません。これは抗体とも言えるでしょう。
では何故反応を起こす人と起こさない人がいるのでしょうか?反応を起こす一番の原因は、筋肉の緊張状態です。これは、筋肉のコリや炎症によってつくられます。
首筋や喉にコリのある人はよく風邪をひきます。鼻周りの筋肉を固めて鼻詰まり起こしている人は鼻炎や花粉症になります。これらにコリがなければ、風邪にも花粉症にもなりません。これが、病気に罹る人と罹らない人が出る理由なのです。
だから、大腸や周りの筋肉にコリをつくって固めて緊張状態をつくっている人がハムやソーセージを食べれば、それに反応する人が出るかもしれません。反応を受けてコリが助長され血行不良をつくれば、飢餓細胞がつくられ大腸ガンになっていくとしても何ら不思議はありません。
何故肉の加工品なのか?それは、加工品は生肉に比して消化が悪く、栄養素が吸収された後の廃棄物がなかなか有機化して便にならず、長い時間小腸、大腸に留まることが原因と考えられます。(腸が汚いもので長時間汚染される)
同じ動物性タンパク質でも魚は差ほどでもありませんが、肉は筋肉を硬くします。筋肉が硬くなればコリを助長します。その理由から、長年肉を食べ続けていれば、食べない人よりは病気になるリスクが高まっていくのは当然です。
因みに、大腸ガンになった人の腹部は硬く固まり、(表面の柔らかさではありません)乳ガンの人は、肩や首が固まっています。それが、乳房へ血液を阻害しているのです。
乳ガンの人の肩や首のコリを取り、乳房への血液循環を良くし、乳房をほぐしていくとガンは軟らかくなってきます。そして繰り返す毎に小さくなりやがて消えていきます。大腸ガンも同様です。ガン、恐れるに足らずです。
ですから、ガンを予防するには、良い食事をし、筋肉を固めず、常に血液循環を良くして血行不良をつくらない事です。