医療が国を滅ぼす?

国民的女優岡江久美子さんが新型コロナウイルス(COVID-19)の犠牲になってしまった。テレビで見る明るく元気なあの人がどうして。多くの人がそう思っただろう。今はご冥福を祈るしか我々には出来ることがない。「ありがとうございました」

COVID-19に感染した20代の人のインタビュー記事を読んだ。陽性と判断され病室に隔離されたが、そこでは治療らしい事はほとんどなされなかったと言う。熱が出ていると訴えれば

「解熱剤がここにありますからこれを飲んで下さい」

とそれだけ。後は定時に検温に来るだけだったと言う。それから後、重篤になって呼吸困難にでもなれば人工呼吸器ということだろう。岡江久美子さん、かなりのヘビースモーカーだったようだ。適切な治療を受けていたのだろうか?

これが治療なのだろうか?いくら治療法がないと言ったからとはいえあまりにも能がない。治った人は運がいいか。自己治癒力が健全だったかということだ。

何の治療法も持っていない医療専門家なら黙っていてくれれば良いが、自分の想像を加えて良く喋る人が多い。それを聞いた気の小さい人たちは恐れ慄いている。

国や県レベルでも専門家会議なるものの主張が受け入れられ非常事態宣言まで出された。外出制限だ、三密だ。街には人がいなくなった。その為に、仕事を奪われた多くの人が溢れ出した。この騒ぎが終わって立ち直れる余力のある人は良いが、そうで無い人が多いと、事実に鑑みれば推測できる。日本の経済は、医療によって崩壊されかけいる。

フランス、ドイツ、イタリア、イギリスなどに知り合いや友達がいる。その人たちとコンタクトを時々取っている。これらの国ではかなり厳しい制限を受けているが、それでも未だ終息の兆しは見えていないようだ。 世界的な経済の落ち込みはかなりのものになるだろう。

一方スエーデンでは、何の規制もなく通常通り生活が行われている。罹る罹らないは自己責任。そして国民全員がCOVID-19に対しての抗体を持とうと呼びかけている。一見無茶なように見えるが私にすれば至極ごもっともである。

日本において昨年の2019年にインフルエンザで亡くなった方が3000人、関連死を含めると約1万人を超えている。感染者は1万人。

こんな凄いことになっていても騒ぎにならない。何でだろうか?

「ワクチンがあるから」

嘘だ。感染者10000人。ワクチンや薬を飲んでいるのに3000人も死んでいる。7割の人が助かっているが、全てワクチンや薬で治っている訳ではない。

多くの人は、ワクチンや薬がが全員の人に効くとは思っていないのだろうが、「薬がある」との一言で安心していられ、大騒ぎしないのだろう。

これまでのインフルエンザの時期「非常事態宣言」は出されていなかった。そのお蔭で経済への影響はなかった。毎年インフルエンザの時期には製薬会社が儲かっている事は事実だが、それは報道されていない。

今回のCOVID-19ついて、メディアで語る医療専門家は「まだ治せる薬が開発されていないから治せない」と恥ずかしげもなく堂々と述べている。私が医療専門家なら、恥ずかしくってよう言えない台詞である。また、自分たちの不甲斐なさを薬を開発している専門家に押し付けるべきではない。

今日(4/28)の産経新聞ニュースで、「レムデシビル」という薬が承認され来月にでも使えそうだというニュースがあったがかなり腎臓に副作用をもたらすらしい。アビガンに続く治療薬として期待されているという。しかし、これを素直に聞いて良いのだろうか?

本当にCOVID-19は治せないのか?

現代医療の主流である西洋医学が「治せない。治す方法がない」と言っているが、本当にその通りなのだろうか?

「いや、そんな事はない」

ウイルスを排除する。ウイルスから逃げる。という発想で感染症を捉え「その手段は薬しかない」と薬依存の医療だから治せないのである。

人間、何百万年もウイルスと共生してきた。私はウイルスと「共生、同居」仲良く暮らすことが良いのではないかと思っている。とは言っても危い奴と同居する事は命取りであるので、相手の事をよく知り、素性を知る事が必要である。それを踏まえて対応する術を得ていけば、その内何の問題もなくなってくると考えている。

何故ウイルスに感染するのか

筋肉細胞に刺激を受けるとそれに筋肉細胞は反応する。その細胞が傷ついていたり病んでいたりするとその反応は過敏になる。傷ついたり病んでいたりする筋肉細胞の反応は、その部分だけではなく他の筋肉細胞に過敏反応を瞬間的に伝播していく。

例えば、首筋にある部位の筋肉細胞に刺激を受けたとき、首だけではなくその反応は瞬時に腹部に伝播していく。

反応を起こした筋肉細胞は収縮し緊張する。筋肉細胞が過敏であればあるほどその緊張度は高くなる。

緊張収縮した筋肉細胞の中には神経や毛細血管が通っている。緊張収縮した筋肉細胞は神経や毛細血管を圧迫していく。圧迫された神経は、伝達機能を阻害され各細胞や脳へ正しい情報が送れなくなる。狭められた毛細血管は筋肉細胞に血液の供給が出来ず、筋肉細胞は正常な働きが出来なくなる。これが諸々の症状や病気をつくっていく。私の理論である。詳しくは自著「MMS」を参照願いたい。

感染症をもたらすウイルスの突き出た刺みたいなものが筋肉細胞に刺激を与えたとき、筋肉細胞が正常であれば多少の刺激があったとしても反応を起こさない。しかし、前述したように傷ついたり、疲れていたり、病んでいる筋肉細胞は、刺激に対して過敏になっているので極端に反応し自らの筋肉細胞を固めていく。

つまり、筋肉細胞が傷ついたり、疲れていたり、病んでいる人は、自分勝手にウイルスに反応し自ら症状や病気をつくり出しでいるのである。

ウイルスに感染しないようにするには、筋肉細胞を傷つけたり、疲れてさせたり、病気にさせないことだ。それには、前コラムに書いたようにすれば良いのである。

ウイルス感染による発熱のメカニズム

胸鎖乳突筋の中央部位の筋肉細胞が刺激を受けて反応し固まっていくと、その緊張が血管を圧迫し血管を狭めていく。そこに通常の血液が流れていくと、血管が狭められているために先に流れず血液が停滞し、血液の熱で熱くなってくる(炎症)。それが発熱である。

そして一部の血管の流れが悪くなると、全身の血液循環が悪くなり停滞するので、体全体が熱くなってくるのである。であるから、発熱の原因部位を正常にすれば即座に熱は下がっていく。これが発熱のメカニズムである。

COVID-19で37度程度の発熱が3~5日続くというが、この胸鎖乳突筋の中央部の固まった筋肉細胞を解して血流を正常にすれば直ぐに熱が引いてくるはずである。これを発熱したら直ぐに解熱させることが大切で、時間を置いてしまうと全身の筋肉細胞を固めてしまうことになり重篤になる。軽症だった人があっという間重篤になってしまう。このCOVID -19の感染には特徴がある。おそらく刺激が強烈なのだろう。

しかし、西洋医学の解熱薬を使っての治療は、全身の筋肉細胞を硬くし血管を圧迫して血流を落とし熱を下げるというものなので「身体を固めてしまう」という最悪の副作用をつくっていく。この行為はCOVID-19の感染を助長してしまうものだ。そして、根本的に治しているものではないので、薬の効き目がなくなればまた発熱してくる。

呼吸困難、息切れのメカニズム

呼吸困難や息切れを起こすと直ぐに心臓の異常を疑う人がいるが、そうではない。ウイルスが侵入して刺激を受け始めると、それを全身の筋肉細胞を固めてデフェンスしている。そのため多くの筋肉細胞が固まっていく。特に腹直筋の上部(鳩尾)は顕著である。この筋肉細胞を固めると呼吸がし難くなる。呼吸困難を起こしている人の鳩尾を触ってみれば、異常に硬くなっていることに気付くはずである。(鳩尾部分を強く圧して息を吸ってみれば息が吸えないことが解る)

呼吸困難を引き起こすもう一つの部位がある。首と肩との交差点(胸鎖乳突筋の起始)の部位である。ここが固まると呼吸筋が動かなくなり息が出来なくなる。

つまり呼吸困難は、概ね以上の二つの部位の筋肉細胞の固まりがつくっている。ここを解して正常にすれば、呼吸困難はなくなる。人工呼吸器など必要はない。

COVID-19の感染者に応じて人工呼吸器を増やすことが必要だと説く専門家。考え方まで対症療法的である。

何故、現代医療の研究者や臨床医は病原菌のことばかり考え、人間の根幹を成す筋肉細胞の変化に目を向けないのだろう。

さてこれから持論に有力な情報を得たので紹介したい。ある医療従事者からの情報で、米国のJAMAという研究機関を知った。そこに私の外部空間説を裏付けてくれる論文があることを知った。

感染症は、鼻、口、気道、食道、胃、小腸、大腸、肛門と、およそ9メートルに及ぶ外気と繋がっている空間で起きる症状、病気であるというのが私の持論である。でもこの理論は感染症を研究している人のほとんどは、知っていることでもあるらしい。ただその先の病理を解明できずにストップしているようだ。

COVID-19に関してのJAMAの論文をまず紹介してみよう。長いのでその中の結果という項目のみを日本語訳したものを掲載する。

結果

COVID-19の205人の患者から収集された1070の標本があり、平均年齢は44歳(範囲、5~67歳)

で、68%が男性でした。ほとんどの患者は、発熱、空咳、疲労感を示しました。患者の19%が

重症でした。気管支肺胞洗浄液検体が最も高い陽性率(15のうち14; 93%)を示し、続いて痰

(104のうち72; 72%)、鼻腔スワブ(5/8; 63%)、線維気管支鏡による生検(13/6; 46) %)、

咽頭スワブ(398の126; 32%)、糞便(153の44; 29%)、および血液(307の3; 1%)。尿検査

で陽性となった72検体はどれも陽性ではなかった(表)。

Table.  Detection Results of Clinical Specimens by Real-Time Reverse Transcriptase–Polymerase 

Chain Reaction

pastedGraphic.png

以上は、JAMAのサイトに掲載されていたものを引用。

この結果の説明によると、痰、鼻腔スワブ、線維気管支鏡による生検、咽頭スワブ、糞便(これは

外部空間)にはCOVID-19の存在が見られるが、血液には307の内3にしかなく、尿に至っては75の

検体からは0で陽性の反応はなかったと報告されている。

つまりどういう事かと言うと、血液には微量、尿には陽性反応はなく、私の言う内部空間には、

COVID-19の存在はなかったことになる。結論しれば、感染症は外部空間で起きているということ

である。

こてを踏まえて考えれば、ワクチンや投薬は感染症には効果がないということである。ただこの

ように考えることができる。それは、内部空間にウイルスに感染した状態をつくると、中には刺激を

受けたときの反応が鈍くなる人がいることだ。体全体の反応が鈍くなれば、外部空間で引き起こさ

れる刺激にも反応しなくなり、症状が消えていくとぃうことだ。

感染症は、外部空間で私の主張する出来事によってもたらされる。ということである。

COVID-19に感染しないようにするには

マスクや手洗い、消毒、人との接触を避ける。このようなことで感染を無くすることは難しい。

それよりウイルスがやってきても大丈夫な体を持つことなのだ。

鼻、喉、首筋を固めないことが、感染症に罹らないコツである。

 

令和2年4月30日

眞々田昭司