時差ボケ (ジェットラグ)
海外旅行や出張で4~5時間以上の時差がある地域へ短時間で移動すると、夜眠れない、日中眠い、疲労感、食欲不振、便秘や下痢などの「時差ボケ」が起こるといわれています。
私は海外から帰国してすぐ仕事をしているため、「先生は時差ボケにならないのですか」とよく聞かれます。冗談で「私は昔からずっとボケていますから」と答えますが、特別な秘訣があるわけではありません。
ヨーロッパへ行くときは、できるだけ深夜便を利用し、機内では適量のアルコールでリラックスして十分な睡眠を取るようにしています。目的地では夜更かしせず現地時間に合わせて眠ることで、翌日には身体が順応しやすくなります。
私は、時差ボケの原因は体内時計だけではないと考えています。機内では低周波の音や振動が続いており、起きている間は筋肉が反応して徐々に硬直します。眠っている間はその反応が少なく、筋肉の硬直を抑えられるため、到着後の回復が早くなります。
筋肉が硬直すると神経の働きも低下し、血液循環が悪くなることで、疲労感や眠気などの時差ボケ症状が現れると考えています。回復には数日かかることが多く、滞在期間や移動時間が長いほど元の状態に戻るまで時間がかかります。一方で、筋肉が柔軟な若い人ほど回復は早い傾向があります。
実際に、海外出張から帰国するたび施術を受ける60代の男性は、施術後に自然な眠気が訪れ、そのまま普段どおり眠ることで翌日には体調が回復したと話しています。
時差ボケから早く回復するには、脚・腹部・胸鎖乳突筋・腕の筋肉を順にほぐし、神経反応と血液循環を回復させることが大切です。筋肉の緊張が和らぐと疲労感と眠気が現れ、その後、身体は本来の状態へ戻っていきます。
ご自身で体調を整えたい方には、私が考案した「八段錦」のエクササイズをおすすめします。
2026/07/23
眞々田昭司







