糖尿病は治らない→それを治る病気にしよう

「糖尿病は治らない病気だ」と嘯(うそぶ)く現代医療。根本原因を掴(つか)んでいない医療では尤(もっと)もの発言かも知れない。

「人間は、骨と筋肉と水で出来ている。そして、それを正せば病気が治る」これが、私の考え方である。

筋肉細胞に、血液が円滑に流れ、ホルモンが正しく分泌(ぶんぴつ)され、神経が正しく働いていれば、人間は病気にはならない。

しかし、このような主張は、対症(たいしょう)療法(りょうほう)を主としている現代医療では無視されている。出て来た結果を何とかしようの対症療法だから当然だ。

世の中の人々の多くは対症療法的である。何事が起ってから気付きそれに対応していく。災害が起きて被害を受ければ、それを復興していく。多くの人の基本的な考え方になっている。それまでは何もしない。だから、医療機関に検査をしてもらい、その結果で治療が始められることは疑いもしない。

姿勢が悪い。「そんな姿勢をしていたら病気になってしまうよ」と憂えて忠告しても、聞きいれてくれない。病気になるまで何もしない。そして、大慌て。何とも愚かだ。結果が出てから対応する。この考え方は現代教育の欠陥でもある。

さて、話を本筋の糖尿病に移行して行こう。最初から駄洒落でスタートでは、これから述べて行くことに信憑性が失われるかも知れないが、堅い文章で書きつられた医学書よりは良いのではないかと、始める。

ネットで「血糖」とEnterしたら、何故か「糖尿病の原因はこうだ」と

いうものが出てきてしまった。権威者のような医学博士の名があった。早

速読んで見ると、以下のような糖尿病原因説が現れた。

1インスリンが足りない

2インスリンが効かない

3活性酸素の発生

4高血圧

が、糖尿病の原因であるそうだ。それを読んであきれてしまった。

1のインスリンが足りないというのは原因なの?いやこれは結果。結果と原因を勘違いしている。インスリンが足りないというのは結果。原因とは、変化を引き起こす元になることである。

インスリンをつくるのは、膵臓という臓器。そこが悪いと云えば原因・・・?に近づいているが原因ではない。そこから、膵臓を悪くしているのは何か?これが原因である。(それは後述したい)

常に現代医療は、原因の究明をほとんどしない。インスリンが足りなければ、インスリンをつくり足せば足りるという考え方である。大元の膵臓を治して修理するという発想は皆無の様だ。この記事を書いた医師は完全な対症療法者。ただひたすら血糖値を下げるだけ。治そうという崇高な意思は感じられない。

2のインスリンが効かないというのは、多分、製薬会社で作ったインスリンの効き目が悪いというように取れる。何でこれが原因なのか?原因という日本語を理解していない、

3もあきれた原因説である。何で活性酸素が糖尿病の原因になりえるのか?

4高血圧が原因というが、多分に糖尿病を起こしている人は高血圧の人が多いということである。

どれ一つとっても原因ではなく、糖尿病の人達を観察していたら1から4の結果があった。ということだ。原因と結果をはき違えている。言葉の意味と病気を正しく理解していない。

その場の出ている結果を、誰かが定めた正常値にすれば治療は終わり。という治療をやり続ける限り、いくら治療を受けても、死ぬまで糖尿病は治らないだろう。その証拠に、治った人を見かけたことがない。15年も20年も糖尿病になったままで、インスリンを飲み続けている人たちしか見当たらない。その結果、腎不全になり、透析というつけが廻ってくる。患者さんが気の毒である。

ネットに掲載されているものを少し読んだだけで、大半がこの程度。それでは大元の医学書はどうかと覗いてみたが、何処にも糖尿病の原因を表わすものは発見できなかった。

 

治せる糖尿病

まず、血糖とは何であるか知っていただこう。

血液の中の成分の内のブドウ糖を血糖といっている。血糖は細胞の栄養素。その血糖を細胞は吸収し、エネルギー源としている。そして、血中の中のブドウ糖の割合が血糖値。血液を検査し、ブドウ糖の量が一定の基準を超えたものを糖尿病。これが現代医学の説ある。

 

血糖とインスリン

血糖が人間の活動するに大事な事はお分かり頂けただろうか?

血中の中の血糖が全身に行き渡り、それを細胞が吸収する。各細胞の処に血糖が流れて行くと、各細胞が持っているレセプター(受容体)というものが反応する。各細胞がそのレセプターに刺激を受けたもの全てを受け入れることではなく、そのレセプターにインスリンという物質が吹きかけられたときに反応し、血糖を吸収していく。インスリンとは、膵臓のB細胞から産生されるペプチドホルモンで、血糖が肝臓、脂肪細胞、骨格細胞に取り込まれるように促す物質で、これが無いと細胞は血糖を吸収できない。

 

糖尿病に何故なるのか

糖尿病になるまで、何を食べても平気だったものが何で急に糖尿病になってしまうのだろうか?ここから考えのスタートを切らなければ真実は見えて来ない。

これまで食べていた食品で取り分け糖分の多いものを食べている訳でもないのに、血糖値が高くなる。それでは、糖分の多い食品を摂るな!インスリンを打って血糖値を下げよう!これが現代医療である。

何故、接種する糖分が多いのか?実はそうではないのだ。細胞が血糖を吸収していないから血糖の値が高くなるのである。「それみよ、インスリンの出が悪いのだ」これが現代医療。

細胞は血糖を吸収したいが、そこに血糖が流れて来ないから吸収できないと考える事は出来ないだろうか。細胞に血糖を運ぶ血管は、殆どが細い毛細血管。その血管が潰され、血液が流れなくなったらどうだろうか?勿論、細胞には血液が流れなくなり、血糖が運ばれなくなる。各細胞が血糖を吸収できなければ、血中の血糖は増えていく。その時に血糖値を計れば数値は高い。これが、血糖値が高くなる理由である。そして、細胞が血糖を吸収することを促すインスリンは使われていないので、必要のないインスリンの産生は少なくなる。インスリンの出が悪くなるのはこの理由である。

さて、毛細血管を潰して血流を妨げているものは何か?それは、筋肉である。筋肉の疲労、必要以上の筋肉の使い方が筋肉を硬く固め萎縮して、それが毛細血管を圧迫して潰しているのである。

人の多くは、硬くなった筋肉を、引き締まった筋肉、鍛えた筋肉と思っている。それが災いし、硬くなって血管を潰している筋肉を見落としてしまう。糖尿病になった人に、「歩け、歩け」といえば、脚の筋肉を増々固めてしまう。そういう医師がいたらそれは藪医者である。それにもう一つ、「糖分を控えろ」も藪医者である。

細胞は、糖分から得る血糖を取り入れて、代謝が行われ、筋肉はエネルギーを出す事が出来るのである。それを断たれたら、痩せ細ってしまう。糖尿病の患者さんを見れば誰でも推測できることだろう。

 

糖尿病の改善

さて、糖尿病の原因が解ってきたことだろう。つまり、各細胞に血行を良くしていくこと。それは硬くなって固まっている筋肉を解して血流を回復いくことである。

硬く固まってしまっている筋肉の代表は、脚、腹筋、大腸や小腸、腕、首で、そのコリをほぐして柔らかくして行けば糖尿病は改善していく。

ただ、一類といわれている糖尿病で、最初から膵臓の働きが悪くインスリンの出が悪いタイプであるが、これも膵臓を解すことで治っていく。私は、何例も治癒させている。あらゆる臓器も修復することは可能。

 

糖尿病を治すには、インスリンを飲むことではなく、糖分を控えることでもない。硬くなった筋肉をほぐすこと。旨いものも食べられずに人生を送っていたら、何ともつまらない。

賢明な貴方なら解決策は解ったはず。