熱中症対策??

「水を飲みなさい。外に出るな」

と、連日、メディアで呼びかけられています。私の住む所では各所に据えられたスピーカーで流されています。

その呼びかけにも関わらず多くの熱中症に罹った人たちが病院に搬送されています。懸命な呼びかけは効果を奏していないのです。情報を発している所が、熱中症の原因は何か?を知らないからです。だから、単純に、冷やせ、水を飲めということになってしまっているのです。

熱中症の原因をズバリと言えば、首を固めることです。筋肉は、固まると緊張し、収縮します。首筋には、脳へ血液を送るための脳動静脈が無数にあり、首の筋肉を固めると、筋肉の収縮によって脳動静脈を圧迫し狭めて血流を絶ってしまいます。脳に血液が流れ無くなれば、脳の命令が各細胞に届かなくなり全身の機能が奪われいきます。頭痛程度なら良いのですが、卒倒したり、言語障害を起こしたりしてしゃべれなくなります。

熱中症の原因が、首を固めることであれば、それが起きないようにすることが賢明な処置なのです。さてそれにはどのようにするか?

1涼しい所にいる。

これは、推奨できる。

2クーラーを使って部屋を冷房し、そこに居るようにする。

この方法は、良い方法のようであまり感心しません。身体を冷

やせば、筋肉は固まります。特に首筋に冷気が当たっていれば、

首筋は固まってしまいます。熱中症を誘っているようなものです。冷房の効いた部屋に居た人が熱中症になって救急車で運ばれるな

どの事故が多いのもこの理由です。

 

3水を飲む。

馬鹿の一つ覚えのごとく水を飲め飲めと言っています。愚策

の一つです。

人間の体温をキャッチし調整するセンサーが首筋にあるのです

が、このセンサーで「暑い」と感じれば汗が出てきて、体を冷やして体温調整をしています。汗は、車のラジエーターのようなものと思えって下さい。

だが、汗を流し続けると体は冷え、筋肉が固まってしまいます。

首筋の温度を関知する部分が固まるとセンサーと役目が働かなくなり、いたずらに汗を流し続ける事になります。ことに水を沢山飲むと汗が多くなります。それで首筋を固めれば、熱中症の原因を自らつくっているようなものです。私は、熱中症の主原因は汗をかくことだと思っているくらいです。

現在、外で働く作業員の多くは、空調服というものを着て作業しています。これは、外気を取り入れて、上半身に風を通して汗をかかないようにしているものです。この服を着ても、炎天下にいて「涼しい」とは感じませんが汗をかいていないので非常に楽に作業をすることができます。

また、俯いたりしたときに、陽が首筋に当たらないように白いタ

オルやスカーフなどで覆うと更に良い効果を発揮します。頭には陽射し除けの帽子を被ると良いでしょう。

額を冷やすのは良いのですが、間違っても首筋を冷やしてはいけません。脳卒中を起こしかねません。

水は、脱水状態にならない程度に飲むことが必要で、大量に飲んでは逆効果になります。水を飲み過ぎると、血液や水などを浄化する腎臓がフル活動を余儀なくされ、腎臓の機能が落ち疲れやすくなります。むくみや痒みが出てきます。夜も眠れなくなります。夏の疲れは腎機能が落ちることにあるのです。

 

もし、頭がくらくらしたり、吐き気がしたり、眩暈がしたら、涼しい場所に行き、汗を拭き、安静にしていることです。

 

情報を発信するところは、しっかりと、その原因を把握し正しい情報を発信してくれることを望みます。

 

 

 

 

2022/06/30

眞々田昭司