無農薬、有機野菜を作り出したのは15年前。やるのが早すぎた。そんな感があります。病気と害虫との戦い。どうしていいのか分らない。でも誰も教えてはくれません。試行錯誤を繰り返し、何とか形になってきました。

自分たちで育てた野菜を使った料理を提供するレストランも始めました。オーガニックな食事を提供するレストランは当時珍しく結構繁盛もしました。現実は難しいものです。すべてはうまくいきません。一手にまかなってくれていたシェフが辞めることになり、レストランも休止しました。野菜は欲しいという方に宅配をしていました。しかし普通に売られている野菜との価格のギャップを、提供者が負担することで続けなくてはいけない矛盾を感じ、宅配をすることを止めました。

良いものを作っていくにはお金と暇がかかります。もうひとつ忘れています。愛情です。これがないと無農薬有機野菜を作ることはできません。でも残念ながら価値あるものにお金を払う人は少ないのです。

あれから10年、今は家族の楽しみのために野菜作りをしています。作りすぎて家族の不興も買います。トマト一本に64個の実を実らせ、それを45本となると、どうなると思いますか?毎日トマトの山です。それなら「市場に出せばいい」という声もあるでしょうが、金輪際市場に出すのはごめん。安く叩き買われて傷つくのは生産者。家族と議論の末、希望者には持っていっていただき、また残ったものはジャムやピユーレを大量に作りました。4,5年たってもまだ3坪の冷蔵庫に鎮座ましましています。今年はキュウリを作りすぎました。

現在、白菜、キャベツ、ブロッコリー、大根、かぶ、レタスなどを作っています。

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米も久しぶりに作り始めました。もちろん無農薬有機米です。大豆やぼかし肥料を用い、草取りをなくすために、最初にビオトープを作り、米ぬか発酵で繁殖するアミミドロがコナギを抑制し、ヒエも防止します。

草の除去のために使われる除草剤、人の身体に良い訳がありません。今年の収穫高は一反歩当たり6俵と振るいませんが、来年はもう少し作高をアップさせるように前もっての施肥に対応していこうと考えています

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