頻尿・尿漏れからの解放

膀胱と括約筋から考える頻尿・尿漏れの仕組み

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図をご覧ください。

膀胱(ぼうこう)の出口には二つの括約筋があります。一つは膀胱の出口にある「内尿道(ないにょうどう)括約筋(かつやくきん)」、もう一つはその下にある「外(がい)尿道(にょうどう)括約筋(かつやくきん)」です。

内尿道括約筋は自分の意思とは関係なく働く筋肉で、普段は自然に閉じて尿が漏れないようにしています。一方、外尿道括約筋は自分の意思で締めることができる筋肉で、「まだトイレに行けない」というときに尿を我慢する役割を担っています。

MMS(Muscle MicroCircultion System)筋肉の微小循環システムの略)は、頻尿や尿漏れの問題を考えるとき、膀胱や括約筋の状態に注目しています。

膀胱は単なる尿をためる袋ではありません。膀胱の筋肉は、どれくらい尿がたまっているのかを感じ取り、その情報を脳へ伝える大切な役割を担っています。また、膀胱の出口にある内尿道括約筋と外尿道括約筋は、尿が漏れないようにしっかりと閉じる働きをしています。

ところが、膀胱や括約筋が硬くなり柔軟性を失うと、本来の働きが十分に行えなくなります。膀胱はまだ十分な余裕があるにもかかわらず、「もういっぱいだ」と誤って判断し、脳に排尿の指令を送ってしまいます。その結果、何度もトイレに行きたくなる頻(ひん)尿(にょう)が起こると考えられます。

また、括約筋が硬くなると、脳からの「しっかり締めなさい」という指令に

十分応えられなくなります。本来なら尿をしっかり止めるべき場面でも、その働きが低下し、尿漏れにつながることが考えられます。

一般的には、尿漏れの原因として骨盤底筋(こつばんていきん)の衰えやゆるみが挙げられることが少なくありません。骨盤底筋は骨盤内の臓器を支える重要な筋肉であり、その働きが健康維持に大切であることは間違いありません。

しかし、図からも分かるように、膀胱の出口には内尿道括約筋と外尿道括約筋という尿をコントロールするための専門的な筋肉が存在しています。

MMSは、頻尿や尿漏れを考えるうえで、まずこれらの筋肉や膀胱そのものの働きに注目する必要があるのではないかと考えています。

骨盤底筋は膀胱や尿道を下から支える役割を担っていますが、実際に尿の出入りを直接調節しているのは膀胱や括約筋です。そのため、頻尿や尿漏れのすべてを骨盤底筋のゆるみだけで説明することは難しいのではないかとMMSは考えています。

むしろ、膀胱や括約筋の柔軟性が失われ、本来の機能が十分に発揮できなくなった結果として、頻尿や尿漏れが生じているケースも少なくないのではないでしょうか。

MMSは、骨盤底筋の重要性を否定するものではありません。しかし、頻尿や尿漏れを改善するためには、骨盤底筋だけでなく、膀胱や括約筋の状態にも目を向けることが大切であると考えています。

特に、膀胱や括約筋が硬く緊張し、本来の柔軟性を失っている場合には、その状態を改善していくことが重要です。MMSでは、膀胱に無理な圧

力を加えることなく、硬く硬直した筋肉(コリ)をやさしく解し、本来の柔軟な

状態へ導いていきます。

膀胱や括約筋が柔軟性を取り戻すことで、尿量を正しく感知する働きや、尿をしっかり保持する働きが回復し、その結果として頻尿や尿漏れの改善につながっていくものと考えています。

身体には本来、正常な状態を維持しようとする力が備わっています。MMSは、その力を引き出すためにも、膀胱や括約筋の柔軟性を回復させることが大切であると考えています。

 

2026/06/18

眞々田昭司

mama-sensei@nifty.com