私は朝夕、電車通勤をしている。まだ夏になっていない五月、電車の中はすこぶる寒い。それでも弱冷車にしているが私にとってはそれでも寒い。真夏でもそのような理由からジャケットを羽織る様にはしている。
普通の車両には寒くてとても居られない。それなのに汗をかいて乗っている人もいる。
どちらが正常なのか?
双方の意見を聞かされる電車会社も、さぞ、調整に苦慮していることであろう
とにかく汗をかく人がいる。多汗症とまでは診断されない人たちだ。
過去に何人もの多汗症の人を治してきた。どこが原因かと言うと、首筋のコリである。このコリを取って正常にすれば大汗をかくことはなくなる。首筋は暖冷の感覚を感知するところで、ここが固まり神経を阻害すれば正常感覚を脳に送れなくなる。そして凝って固まっていることで、首筋は常に炎症を起こしたような状態になっている。そして脳に暑いという情報を送ってしまい、冷して熱を冷まそうと汗が出てくるのである。
首が凝り固まり硬くなると、何パーセントかの神経が麻痺してしまう。そうなると暖冷の微妙な感覚が判断できなくなる。そのために極端な温度差にしないと、適当な温度が感じられなくなってしまうのである。
真冬寒いときでも、首筋にマフラーを巻くと暖かくなります。決して身体全体が暖かくなるわけではなく、寒さを感じなくなっただけのことなのです。
冷え過ぎた電車に乗っていると固まった首筋を更に固めていくことになります。気をつけるにこしたことはありません。