アトピーはただの血行不良!アレルギーと考えても治らない

食事の取り方に問題あり。

まず胃腸から治せ!

アトピー性皮膚炎の罹患者数はどの位になるのだろう?俗に人口の3~10%といわれている。3~10%のどの値を取ればいいのか判断に難しい。日本の場合、少なく見積もれば370万人、多くとれば1230万人と膨大な数字になる。いずれも罹患者が多いことは事実だ。

治らない、治りにくい病気の一つで、何十年もの病歴を重ねている人が多い。現時点でもアトピー人口は増えている。原因は、治せない医療と間違った食生活と言っても間違いはないだろう。

真っ黒になり象皮のような肌、掻いて血だらけ肌、全身傷だらけの肌、温度変化についていけないで極端に汗をかく人、そこまでにしたのは間違った治療法。見ていて気の毒になる。

安易な治療が病気を重くする

病気を治そうと皮膚科に行く。根本的な治療をせずに、強力なステロイド剤を処方される。その薬害によって病状が助長される。今やアトピー性皮膚炎は医原病ともいえる。
荒れた肌を単にその場限りできれいにしようとする対症療法。「治せない治療をするな」と言いたいが、世の中の大勢だ。厚生労働省の指針に沿った治療法のために、間違った治療法行っても医者は罰せられない。その為に多くの人が苦しんでいる。それらの行為は悪魔の仕業としか思えない。悪魔たちは人を傷つけているのに罪悪感もない。その悪魔の治療の犠牲になって私のところへ駆け込んでくる人が多い。治すには時間がかかる。費用もかかる。最初に適切な治療が施されていれば、長年苦しまなくてもすんだはず、その場限りの治療がこの人たちの生み、人生を狂わした。

現代医学はアトピー性皮膚炎の本質を理解していない。いまだにアトピー性皮膚炎をアレルギー性疾患と捉えている。挙句の果て「自分の身体を自分が攻撃する」というとてつもない考えを持ち込む。一方方向の検査をし、持ち合わせの知識で分析する。とても恐ろしいことだ。

サスペンス風に例えれば、最も犯人らしいのは、大体が犯人ではない。他に真犯人がいる。アトピー性皮膚炎もへぼ刑事が状況証拠だけで犯人を捕まえるようなものだ。ほかに真犯人がいるのに分からない。真犯人が捕まらないから、また犯罪が繰り返される。

アトピーは血行不良が原因

多くのアトピー性皮膚炎の人を治してきた経験を持っている。その経験から次のことが断言できる。アトピー性皮膚炎はただの血行不良。筋肉が硬く固まり「コリ」をつくり、その中の毛細血管を圧しつぶし、血流を阻害する。その結果、肌の代謝は行われず古くなって老化する。黒くなり硬くなった肌は老化の結果。必要なのは血行を良くし、代謝を促進させ、肌を若返らせる事だ。

また、蕁麻疹のように、発疹が出来て肌が荒れるのは、腸の働きが正常でなくなっている証拠。正常な腸は、その時点で身体が必要なものだけを吸収するようになっている。いくら量を多く摂っても不必要なものは消化されるだけ。腸が正常でなくなると、ただ貪欲に吸収をする。その結果、大便や小水として排泄されずに身体の中に残る。脂肪として蓄積されるものもあるが、何とか老廃物を外に出そうとする働きが起きる。それが血液の循環の滞った場所に汗腺を通して出てくる。それは痒みを伴う。蕁麻疹でもあるが。アトピー性皮膚炎の場合はそれが極端となる。痒いのでかきむしり肌に傷を付ける。しかしその部位は元々血行が悪くなっているので復元できずに、肌が荒れてくる。

腎臓の機能にも問題がある。腎臓は血液を浄化し、汚れて不要になった水分を排泄する機能を持っている。さらに大事な機能を持っている。それは代謝を促進させる機能だ。腎機能を正常にすれば、肌が軟らかく綺麗になってくる。

筋肉の中には、血管の他にリンパ管や神経も通っている。コリ固まって、締め付けられた筋肉では、血管やリンパ管が圧迫され、血流やリンパ液の流れが阻害される。神経も正常を失う。それでは正しい情報は脳に伝わらない。その結果異常な事態をつくりだしていく。その時点で検査すれば、自分の身体を自分で傷つけているとしか思えない状況がある。そしてとんでもない結論が導き出される。

神経の伝達に一つの例を示してみよう。筋肉を鍛えて硬くする。また陽に焼いたりすると、暑さ、寒さ、冷え、あるいは痛みなどが感じなくなる。冬の寒い時にも、半袖のシャツで平気、それは完全に神経が麻痺している状態だ。また、冷房を強くした空間に長い期間いると、その寒さに慣れてきて感じなくなる。ただ、やたらと暑さだけに反応するようになる。アトピー性皮膚炎には、多分にこのようなところがある。多くのことには反応出来ずに、ただ、ある一つのものに強く反応するようになる。よく言われるアレルゲンへの反応だ。だがそれでアレルギーがもたらす病気とするのは早計だ。血行が良くなり肌が柔らかく、綺麗になってくると、アレルゲンに対しても反応しなくなる。

アトピー性皮膚炎の特徴の血液の汚れは、筋肉のコリが一部の血流を阻害すると、そこにうっ血が起こる。うっ血した血液は時間が経過すれば汚れてくる。そのうっ血された血液が時には本流に流れる。すると血液全体が汚れてくる。川の汚染と同じ事だ。汚染された血液はその成分も変化していく。

新しく産生された血液の中の白血球と、その古くなった血液の中の白血球ではかなり違ったものとなる。それが出会う時、おそらく自分と違うという「非自己」という判断をしている可能性がある。免疫本能は狂ってくる。この理論はあくまでの私の仮説だ。

アトピーはアレルギーではない

アトピー性皮膚炎をアレルギー性疾患と捉えている限り、この病気を治すことが出来ない。「アトピー性皮膚炎は皮膚科ではなく内科だ」といっている本を見かけた。作者は誰か、また出版社何所かといわれると、差ほど関心もなかったので覚えていない。しかし皮膚科だけの専門にしている事よりはましだ。表面に出ている疾患だけを捉えて皮膚科とするのはあまりにも単純な発想だ。病気の本質を捉えることを無くした現代医学の悲劇だ。

病気の原点は単純。やたら難しく論理を複雑にする必要はまったくない。物事は単純明快がベスト。しかし単純発想はノーグットだ。アトピー性皮膚炎はアレルギーではない。遺伝子だ、免疫だとかやたらと難しくするから治せない。

アトピー性皮膚炎はコリが起因する血行不良の病気。単純にコリをとっていけば治っていく。私はその方法で何人も治してきた。あまりにも多くて数は覚えていない。

読者に伝えたい。アトピー性皮膚炎は難しい病気ではない。固まってコリを作っている部位を解せば解決することだ。ただ残念なのは、そのコリを取る施術者が世の中に少ないことだ。単に指圧やマーッサージを受けても逆効果になってしまう。名人技を持った施術者もいる。ただその人たちを探すのは宝くじに当たるのに等しい。この点がアトピー性皮膚炎を治す際の唯一の難しい点かも知れない。

2008 8/27

2010 7/19 加筆訂正