発熱は自然発生的な身体の防御

発熱の多くの原因は首のコリ

人は時々発熱します。その原因には多くの病気が隠されていることも事実です。

いたずらに薬を飲んで熱を冷ましてしまうことはとても危険なことです。

風邪の初期の症状に悪寒や発熱があります。この場合の発熱は、細菌やウイルスの侵入に、熱に弱い細菌やウイルスに対しての防御でもあります。また、鼻水などは、ウイルスを水浸しにしてやっつけようとする免疫反応と言われています。

風邪だけではありません。いろいろな病気の症状として出てきます。しかし、発熱時の共通は、首筋が固まり筋肉が凝ってしまうことです。

身体に風邪が侵入してくると、「うっ 寒い」とまず悪寒が走り、やがて発熱します。悪寒が起きた時点で身体が固まっていきます。そして首筋が固まっていくと熱が出てきます。

ウイルスは侵入する過程で、人の身体を固め自由を奪い攻め込んできます。非常に頭脳的なやり方です。この時点で、首筋のコリを取って緩めると、熱は出てきません。そして風邪の侵入から守る事ができます。

ウイルスをやっつけるための発熱ではなく、あくまでも自由を奪うために起こすものだと、私は考えています。

先日暑い中、畑の草取りをしていました。大汗をかきました。作業の終盤に少し頭痛がしはじめました。一緒にやっていた娘も同じようでした。「どうしたらいいの」と聞かれましたので「汗を良く吹き、着替え首を解すこと」こう答えました。私も作業を終わらせ、シャワーを浴び、着替え首筋のコリを取り、娘も私も頭痛は解消です。

暑い時には身体を冷やそうと汗が出てきます。車のラジエーターを冷却水で冷やすのと変わりありません。反対に寒くなると皮下に血液が流れて温かくし冷えるのを防ぎます。正常な人間の反応です。しかし、汗が出て肌を冷やすと、その部分の筋肉が硬くなります。そのまま放置すると固まり血液の流れを阻害します。特に総頸動脈を硬めてしまうと幾分血管が細くなり、その先の血流に圧力が増します。その血液が毛細血管に流れると通常より太くなります。するとその隣にある神経に血管が触れることになります。そして痛みを作る訳です。