子宮筋腫は一種の「コリ」である

子宮の筋肉の一部が腫をつくります。

腫とは、「こぶ」「しこり」「かたまり」といったものです。子宮筋腫は悪性のものはほとんど なく、生死を左右するような影響を身体に及ぼすことはありません。

出来る場所は子宮の筋肉が変化したものですから子宮の様々な部分に出来ます。その出来方によって分けられているようです。

 漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)

子宮の外側に向かって発育するもので、子宮の大きさは変わりません。表に出ているので、ある程度の大きさになると触ると分かるものです。

 粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)

子宮の腔に向かって発育するもので、子宮全体が大きくなってきます。時には過多月経や不正出血を起こします。大きくなって子宮口の外に出てしまう筋腫分娩は大出血を起こすようです。

 壁内筋腫(へきないきんしゅ)

子宮壁内で発育するもので、子宮の形状などが変化してきます。筋腫による月経異常や月経痛が出るようです。

まだあるようですが、以上のようなもの代表的なものです。

子宮筋腫とはどんな病気

子宮筋腫は筋肉のコリであると理論付けでいます。ただ肩凝りなどの硬く締まっていく普通のコリと違って、赤ちゃんが入って大きくなっても破れない収縮自在な子宮の筋肉で出来るので、放っておくとコリが大きく成長していくという違いがあります。

また、血行不良で子宮内膜が硬くなり、内膜症が出来かけるとその部分が硬くなり固まっていきます。それが大きくなって筋腫になるとも考えられます。

食事による影響

この病気にかかっている人たちの食歴を調べてみると、乳製品(牛乳、バター、チーズ、ヨーグルト、洋菓子)肉類を好んで摂っていたという事実があります。すべての人とは言えませんが、80% 以上の人がそうであることが分かりました。

現代は女性の4人に一人がかかっているという病気です。肉や乳製品に溢れた食生活をしていると、なってしまう確率が高くなるということでしょう。

食事療法

乳製品、肉類を止め、生野菜を多く摂り、炭水化物を控えた食生活にすると、筋腫が小さくなるこ とがわかっています。この病気を抱え、私の所へ来られる方には全員「ママ先生の食事法」を実行 していただいていますが、今のところ全員の方が、筋腫が小さくなっています。

治療法

先ず股間にあるコリを取っていきます。そして腹部。股間には無数の血管が通っています。

子宮動脈、静脈の流れを阻害している箇所の「コリ」を取っていき子宮への血流を良くしていきます。次は下腹部のコリを取り、腹部の血行もよくしていきます。そして筋腫に気を通し柔らかくして腫を小さくしていきます。小さいものは時間がかかりませんが、大きなものは多少の期間がかかります。

私の食事法と気功を行い筋腫を治した方もいます。切って捨ててしまうことではなく、最初にトライしてみてはいかがでしょうか。