血圧を下げるために降圧剤は必要ない

貴方は何年,降圧剤を飲み続けていますか?

1999年にWHOの血圧の基準が160から140に下がった。そのために高血圧の人口が増えている。そして国家の医療費が増えている。巧みな製薬業界の陰謀だろうか?

何故、高血圧がいけないのか?一般人には「高血圧が色々病気をつくる」という間違った知識が植え付けられている。「心臓病や脳卒中の原因になる」と脅かされれば薬を止められない。高血圧が心臓病や脳卒中を作るという考え方は浅はかである。高血圧を作るような状態にしておくと、心臓病や脳梗塞になりやすいことは確かである。高血圧を下げるために血圧降下剤を飲んでも高血圧は治らない。治らなければいつまで経っても心臓病や脳梗塞の恐怖は去らない。高血圧を作っている原因を取る。最初にすべき事だ。一時的に数値を下げる対症療法は止めなくてはいけない。血圧降下剤を飲んで血流を抑える。それで本当に血管が破れないようにできると思っている。何と稚拙な療法だろうか。対症療法よりひどい姑息療法でしかない。

年を取れば血管が細くなる。少し血圧が高くなるのは当然だ。運動をすれば上がる。アグレッシュブに行動すれば血圧は上がる。一生懸命仕事をすれば血圧は上がる。血圧を薬で抑えたら積極的に動くことが出来なくなる。

心臓病や脳卒中は、それらをつくっている部位に原因がある。その原因を除けばすむことだ。不整脈も現代医学では治すことの出来ない病気。でもその原因を取り除けば簡単に治っていく。

多くの場合、現代医学の病気に対する考え方は逆だ。出ている結果だけを重視し、その結果や数値だけを下げようとする対症療法。病気の真の原因を掴みそれを取り除くという考え方に立つことだ。

高血圧の原因

まず高血圧は、動脈の筋肉や動脈の周りの筋肉が固まってコリをつくり、血管を圧し、内径を狭める。細い血管を通すには血液を上げる必要がある。そして狭められた血管の先の流れは速く急流となる。ホースを使って水を撒く時、遠くに水を飛ばそうとする時、ホースの口元を指で細めするだろう。すると水の勢いが強くなって遠くに飛んでいく。血圧とは血管の壁を圧すときの圧力をいうが、流れが速くなって圧力が強くなった血液が血管の壁に当たる。当然血圧が上がる。これが高血圧の原因だ。血圧を下げるには、狭められている血管を元に戻せばよいことだ。つまり血管を狭めている「筋肉のコリ」を取れば解決することだ。高血圧を作る主な部位は、下降大動脈から大腿動脈の分岐部、祖頚部、上腕大動脈と総頚大動脈の分岐部、胸鎖乳突筋、総頸大動脈です。代表的な部位を表したが、人によって異なっているので、「高血圧の原因はここだ」と決め付ける事は避けなくてはいけない。

血圧が高くて「ふらふら」する。「めまいがする」と言った時に、首筋のコリを取るだけで血圧は下がる。薬を飲む必要はまったくない。医師がこの方法を知らないだけだ。
何年も血圧降下剤を飲むことは愚の骨頂。命を縮めることにつながる。血管は再生能力に欠けてボロボロになる。

人の細胞の全ては、毎日作り変えが行われている。それを代謝という。大動脈から毛細血管の全てに血液が正常に流れていれば、細胞は代謝が行われ再生されていく。血管も、血管自身の筋肉を解し、周りの筋肉のコリを解していけば新しく蘇生されていく。

でも、血圧降下剤を飲んで血圧の数値のみを下げるような対症療法を行っていると、真の原因であるコリをそのままにしているので、血液の流れが悪く、血管を再生することが出来ずに、血管をボロボロにしてしまう。対症療法をせずに根本的に治すことを考えるべきだ。

高血圧基準にも問題がある。日本にはかって血圧の目安があった。年齢+90という数値だ。40代なら130。60代なら150.これを超えると高血圧と診断された。血圧の高さが心臓病や脳卒中の原因とはならない。いつの年代でも平常時120代の血圧を守ることができるのは理想である。現に私は60代だがここ10年変わりがない。高血圧の原因は筋肉のコリが原因。それを取れば済むことだ。

2008 9/16

2010 7/20 加筆訂正