貴方は動悸や息切れをしませんか?中には激しい不整脈に襲われる人もいます。何故このようなことが起こるのでしょうか。「年をとったから」だったら情けないし、年をとれば誰でも起きることになります。「運動不足だから」でも運動している人でも息切れをする人もいますし、不整脈を持っている人もいます。
貴方は息切れ、動悸、不整脈を歳のせいにしていませんか?病院から、不整脈を抑える薬(本当にあるのかどうかわかりません)や血液をサラサラにする薬を出され、真面目に飲んでいる人もいます。しかし残念ながら治りません。どうして治らないのでしょうか?それは、症状の起きる原因を正しく捉えていないからでしょう。
心房細動という病気も同じ部位が原因であることが分かりました。その部位が狭心症、心不全にも大きく影響していることも解りました。
「答えを知りたいでしょうか?」
―「焦らさないで教えてくれ」
「まぁそう焦らないで聞いて下さい。」
動悸、息切れ、不安感、不整脈これらの原因は、腹部のコリにあります。特に鳩尾のコリが最も影響します。狭心症や心不全は、それに加えて胸鎖乳突筋などが影響してきます。
動悸、息切れなども筋肉が固まっていることから起きているのです。難しい病気も実はごくシンプルなものから起因しているのです。それを正すことで、私はこれまでに、動悸、息切れ、不整脈を100%なおしてきました。
―「嘘つくな」
「決して嘘は申しません。何処かのエセ整体師とは違います」
理由を説明していきましょう。
太っていると息切れしやすい
腹部が原因で特に鳩尾が影響していると述べました。鳩尾の筋肉、そこには最も強い腹直筋という筋肉があります。この筋肉を固めると、この先につながっている胸を覆っている胸筋、肋間筋を下に引っ張り動きを阻害します。
息を吸うとき、横隔膜が下がり、吐く時に上に上がるとされていますが、実は横隔膜は常に同位置にあり、胸が上下に動き呼吸しているのです。横隔膜が上げ運動するなら、それを動かす筋肉がなくてはいけないはずですが、そのようなものは見当たりません。それを腹筋が行うとしたら動きに無理があります。なぜなら腹式呼吸のように、腹を膨らませる運動は、横隔膜を下に引っ張る動きとは90度方向が違っています。上げる時も同様です。力のベクトルが違います。
横隔膜は肝臓の上にあり、横隔膜が下にさがるとしたら、肝臓が常に動くような状態になっていなくてはなりません。それは無理なことです。横隔膜を上下に動かして体積を膨らませやすいように、片方が固定され、横隔膜は下についた状態になっています。そして肺や心臓の後ろ側にあり、そこを上下するのです。それを上下させるのは、胸筋や肋間筋なのです。
鳩尾部分の筋肉のコリは、横隔膜を下に引っ張った形になり、横隔膜の上下運動を阻害します。それで呼吸がしにくくなってしまうのです。
太ってお腹が出てくるようになると鳩尾の筋肉が固まってくるので、太っている人は、少し走っただけでも息切れがしてくるのです。この部位をほぐせば息切れは解消します。
動悸
動悸は、息切れが起きるような状態に、肺や心臓を圧迫するように、胸筋や肋間筋を固めると、それらの筋肉が緊張や弛緩が不規則に起こり、自律神経がコントロール出来なくなって動悸が起こるのです。
不整脈
不整脈は大動脈を圧迫することから起こると考えられます。下降大動脈の前側に腹直筋があります。この筋肉を固めてコリをつくると、下降大動脈を圧し付け圧迫し血管を細くします。すると血流が悪くなります。細くなった血管の心臓側の部分の血管には血液がたまり、血圧が高くなります。
血管を圧している筋肉を血管の内側から強く圧されると、圧している筋肉が抗しきれず筋肉が一時的に緩みます。その時に一気に血液が流れます。するとその手前、つまり心臓側に近い方の血管に空隙が出来ます。そうなるとポンプである心臓は空回りします。そして血管内に血液が一杯になり空隙がなくなると、正常のポンプアップとなり心拍が一定になります。しかし筋肉が緊張してきて、血管を圧迫し細めれば、同じことが起きてきます。そしてこれが繰り返されます。これが不整脈であると仮説立てています。
不整脈をこのような理由であると考えて、鳩尾、つまり腹直筋や肝臓、胃の固まった筋肉をほぐすと不整脈はなくなります。時には首と腕の流れている血管の分岐部分が固まっていることもあります。いずれも両方の部分の筋肉を緩めていくと不整脈はなくなります。