どうしてこうなるの?事故で済むの
2016年5月17日のニュースから
腰の最新手術でミス、女性死亡…大腸傷つけられる
千葉県船橋市の船橋整形外科病院で今年1月、腰部の手術を受けた県内の50歳代の女性が誤って大腸を傷つけられ、3日後に敗血症で死亡していたことが、16日わかった。
脇腹に小さな穴を開けて医療器具を入れる新しい手術方法で、同病院では昨年10月に導入されたばかりだった。同病院は取材に対し、「死亡したのは手術中のミスが原因だった」と認めている。
同病院によると、女性は腰の神経が背骨に圧迫され、足がしびれるなどする「腰部脊柱管 狭窄きょうさく 症」を患っており、同病院で1月14日に手術を受けた。この際、担当した男性医師が誤って医療器具で大腸の一部に穴を開けたとみられる。女性は同月16日、意識が低下したため別の病院に搬送されたが、翌17日に死亡した。以上はヨミドクの記事の引用です。
恐れ入りました。何でも手術すれば治せると思い込んでいる現代医療の結果の現れでしょう。
そもそも、脊柱管狭窄症などという病気は四半世紀前までは無かった病気です。
腰痛の検査は専らX線(レントゲン)だったために骨の断面は写すことはできませんでした。CT検査が開発され、人体の断面を写すことができるようになり、脊柱管の断面を見られるようになりました。
そして、脊柱管が変形して狭くなり腰痛のあるものに、脊柱管狭窄症という病名が付けられたように思います。それまでは腰痛というと椎間板ヘルニアが主流でした。
この二つの病気の原因についても現代医学では答えを出していません。脊柱管が何故狭窄するのか?これが解っていれば事故は無かったでしょう。
脊柱管の狭窄の原因を、MMSでは著者の中に詳しく述べています。狭窄は周りの筋肉が圧したり引っ張りして変形を起こしていきます。
現代医学では、脊柱管の中に通っている脊椎神経を、狭窄することで圧迫して痛みをつくると考えています。
まずこれはありえません。
人が様々な動作、つまり背を曲げたり伸ばしたりすれば脊柱管は変形します。それは常に起きることですが、現代医学の理論でいくと、曲げ伸ばしした際の変形でも痛みをつくることになります。これでは日常生活がままなりません。
検査をし、画像に映し出されている結果を原因としてしまうのが大方の現代医学理論です。結果ではなく、それをつくる原因を探ることが大事なのです。原因があって結果があるのです。
変形の原因を考えないで、骨が曲がって変形している。と、いうところからスタートしています。単純思考です。その発想から、手術して真っ直ぐにすれば治ると思い込むのでしょう。そこから間違いが起きてきます。
MMS解釈をしていきましょう。
腰の痛みは、脊柱管の中を通っている脊椎神経から枝分かれして外に出ている樹状神経を、コリをつくった筋肉(脊椎の両側にある脊柱起立筋やその奥にある筋肉)が圧迫してつくっているのです。
脊柱管狭窄がつくっていると言われる痛みは、脊柱起立筋( 仙棘筋)
のコリも多少影響していますが、ほとんどは中殿筋のコリが坐骨神経を圧迫してつくっているのです。これを解せば痛みは無くなります。 また、脚の痛みや痺れは、脊柱管狭窄と全く関係なく坐骨神経を圧迫している中殿筋や外側広筋を解していけは100%治っていきます。
そして、硬くなっている側の脊柱起立筋などを解して軟らかくしていけば脊柱管の狭窄は無くなっていきます。手術する必要などまったくありません。
今まで述べてきた方法で、わたしの所へ来てくれた脊柱管狭窄症の診断を受けている人たち全員の腰痛を治しています。
手術などという危険な治療を受けることは全くないのです。また、無作為に打った痛み止めの注射で下半身麻痺してしまった人もいます。
賢明な読者の皆さんにはお解りいただけたことと思います。