不妊、生理痛を解消しよう

 

月経痛(生理痛)や月経不順で悩んでいる人が多いようです。

初潮の平均年齢は12歳と言われています。閉経の平均年齢を50歳とすると、38年間も毎月付き合うことになります。また、日数で考えれば、毎月6日間生理あるとすれば、単純計算でも38年で2700日以上の日々を月経と付き合っていくことになります。

「私、若い時から薬を飲み続けています。でも薬が効かないので痛みのために動けなくなってしまいます。それが毎月くると思うと憂鬱です。男の人に産まれたかった。」

お気の毒な限りです。月経痛を正しく理解すれば簡単に治すことができます。何故、治せないのかが不思議なくらいです。

月経痛を治すには単に「痛みを止める」と、いう対症療法では駄目なのです。痛みをつくっている元を正すことなのです。そうしないから、毎月同じことが繰り返されるのです。

何故月経痛が起きるのでしょうか?私の科学で説明していきます。

月経痛は、排卵が起きた後、子宮の内壁に精子と卵子が合体した後の受精卵を受け入れるための血液の塊のような層ができます。赤ちゃんを受け入れるベットとよく言われています。しかし、受精卵ができずに使われなくなったベットは、古くなって腐ってしまう前に捨て去る必要があります。それには、子宮内壁を破らなくてはいけません。

人間の体はうまくできています。一定の時期がくると子宮が膨張して内壁を破る働きが起きてくるのです。そして、古くなった血液の塊を出していきます。出血ではなく血液の塊なのです。

ここまでは、インターネットで調べれば直ぐに答えが出てきます。また、中学生になれば家庭科の授業で教わってきているはずです。

でも、皆さんはここで考えることを止めてしまいます。実はこの先に、月経痛を起こすメカニズムが隠されているのです。

子宮が膨張すれば、子宮に接している筋肉や膀胱、腸などを圧迫します。それらが柔らかく柔軟であれば、膨張した子宮を受け入れ何事も起こりません。しかし、腹筋が固まっているところに、子宮が膨張して腸を押し上げれば、硬い腹筋との板挟みになり、腸は圧し潰され、神経を圧迫して痛みをつくっていきます。そして、腸は刺激されると膨張するために痛みが助長されます。

腸だけではありません。腸腰筋や殿筋(お尻の筋肉)が刺激されると、緊張し収縮するため、筋肉に敷設されている神経を圧迫します。腰痛や歩行困難をつくりだします。腸が膨張して腹直筋を刺激し緊張させると、気持ち悪くなり、食欲がなくなります。

月経痛をなくするには

子宮が膨張することは、女性の生理ですから止めることはできませんが、子宮の周りにある腸や筋肉を軟らかく柔軟にしてあげれば、月経痛は起きないのです。

月経痛がある女性のほとんどが以下のような状態です。

1 腹部が冷えている。

2 腹部が硬い。

3 股関節が固まっている。

そしてこれらをつくるのは、

1 薄着をして冷やしてしまう。

2 歩き方や履物に無理がある。

3 肉などを多く摂った食事。

4 間違った運動。

改善するには

月経痛を起こしている人のほとんどが、腹部や股間を固め血行不良をつくっています。冷え性はこれが原因です。

腹部や股間の筋肉をほぐし、血液循環を正常にして血行不良をなくしていくことです。

月経痛を改善させるためには、筋肉をほぐすことができるという条件で説明していきます。

まず、腸や膀胱、子宮、股関節をほぐしていけば生理痛はなくなります。これまででの経験では2回から3回の施術すれば、月経痛はなくなっていきます。

ご自身で治したい。そのような方には、私の考案したMMS式テクニークをお薦めします。「直ぐに治したい」と、思う人には施術をお薦めします。

不妊治療

子供が欲しいが授からないという人たちが沢山いらっしゃいます。不妊治療をしているが、なかなか上手くいかない。これが現実 のようです。

どうして妊娠しないのか?

皆さん根本的な間違いをしていませんか?

子供をつくりたいなら、子供を受け入れるための環境つくりをすることなのです。

下腹が冷たく冷えきっているようでは、精子は死んでしまいます。温かい環境を整え、精子が着床できるようにしなければいけないのです。

具体的にいえば、下腹部全体を軟らかくし、固まっている鼠蹊部や子宮、卵巣、腸をほぐして血液循環を良くすることなのです。(お湯で温める、温湿布をすることではありません。)こうすれば、必然と子供を受け入れる温かい環境ができあがります。

温かい環境ができているところに、健全な精子が入ってくれば着床していきます。

月経痛が起きる原因も妊娠できない理由も実は同じところにあるのです。

2017/08/04

眞々田昭司

 

 

   2017/08/04

 眞々田昭司